『七夕』
短冊に願い事書いても、
意味無かったなぁ……
織姫と彦星は年に一度の
この日を楽しんでいるのに……
あぁ、この天の川も二人で眺めたかった。
『1年前』
別に後悔なんてしてないよ。
でも、意味わかんないよ。
別に私、君のこと嫌いに
なったわけじゃないよ。
別に恋人に戻りたいなんて
思ってないよ。
私たち昔は仲良く遊んだでしょ。
ジャングルジムやブランコで。
あぁ、1年前君の告白に
返事なんかしなければ良かった。
『半袖』
今年こそは君の半袖姿を見たかった。
なんで一年中長袖だったんだろう?
悩みに気づいてあげられていれば、
君の半袖姿を見られたのかな?
『月に願いを』
月にうさぎが ┃私は月にうさぎが
居るなんて ┃居ると信じている。
信じてるやつは ┃でも、時々まだ
馬鹿だと思う。 ┃こんなの信じてるのって
┃馬鹿にされる時がある。
昔は僕も信じていた。┃
だけど、友達に ┃子供の頃に信じていた
言われたんだ。 ┃物を否定されるのは
僕は凄く悔しくて ┃凄く悔しくて恥ずかしい。
恥ずかしかった。 ┃
┃私も月にうさぎは
絶対に月にうさぎは ┃居ないって分かってる。
居ない。ただ、小さい┃ただ、皆に子供の頃の
子どもの夢を壊す ┃純粋だった時の気持ちを
つもりは無い。 ┃思い出して欲しい。
┃
僕はもう信じれなく ┃大人に成長した私は
なっただけだ。 ┃今でも信じている。
僕の願いは一つだけだ┃私の願いは一つだけだ
こどもの頃の純粋な気持ちを
思い出してほしい
『幸せとは』
「僕には生きている資格など無い。
ましてや幸せなど願ってはいけない。」
暗い部屋で俺は呟いた。
「あんた何してんの?」
俺はびっくりして振り返った。
「何だよ!文句あんのかよ!」
「いや、別に無いけどさ〜。そろそろそうゆうの
卒業したら?」
「そうゆうのって何だよ!別に良いだろ!」
俺は恥ずかしすぎて、声が裏返ってしまった。
「で、何の用だよ。冷やかしなら帰れ。」
「酷いじゃない!心配して来てやったのに。」
「何が心配してだよ。俺の事、馬鹿にしに来たんだろ」
「私があんたの厨二病直してあげる。私と付き合ってよ。」
「え、普通にいやだ。」
「……なんで?」
「だって、俺、そもそも厨二病じゃねーし。」