『明日、もし晴れたら』
学校の下駄箱で私が困っていたら
君が傘に入れたくれた
君ってすこしバカだよね
自分はびしょ濡れなのに
私なんかを助けてくれるなんて
二人で話しながら帰れてまるで
昔に戻ったみたいで嬉しかった
あの頃みたいに楽しく話してたら
もう家の前まで来ちゃった
あなたともう少し話したい
私は家に入る前に彼に聞いた
「明日、もし晴れたら二人で一緒に出かけない?」
『七夕』
短冊に願い事書いても、
意味無かったなぁ……
織姫と彦星は年に一度の
この日を楽しんでいるのに……
あぁ、この天の川も二人で眺めたかった。
『1年前』
別に後悔なんてしてないよ。
でも、意味わかんないよ。
別に私、君のこと嫌いに
なったわけじゃないよ。
別に恋人に戻りたいなんて
思ってないよ。
私たち昔は仲良く遊んだでしょ。
ジャングルジムやブランコで。
あぁ、1年前君の告白に
返事なんかしなければ良かった。
『半袖』
今年こそは君の半袖姿を見たかった。
なんで一年中長袖だったんだろう?
悩みに気づいてあげられていれば、
君の半袖姿を見られたのかな?
『月に願いを』
月にうさぎが ┃私は月にうさぎが
居るなんて ┃居ると信じている。
信じてるやつは ┃でも、時々まだ
馬鹿だと思う。 ┃こんなの信じてるのって
┃馬鹿にされる時がある。
昔は僕も信じていた。┃
だけど、友達に ┃子供の頃に信じていた
言われたんだ。 ┃物を否定されるのは
僕は凄く悔しくて ┃凄く悔しくて恥ずかしい。
恥ずかしかった。 ┃
┃私も月にうさぎは
絶対に月にうさぎは ┃居ないって分かってる。
居ない。ただ、小さい┃ただ、皆に子供の頃の
子どもの夢を壊す ┃純粋だった時の気持ちを
つもりは無い。 ┃思い出して欲しい。
┃
僕はもう信じれなく ┃大人に成長した私は
なっただけだ。 ┃今でも信じている。
僕の願いは一つだけだ┃私の願いは一つだけだ
こどもの頃の純粋な気持ちを
思い出してほしい