君だけのメロディ

僕が思うのと同じくらい
君にぴったりだ
って
君にも思っててほしかった

雨音に包まれて

なんかこのままいなかったことになったりして
雨が止んだらみんな私のこと忘れてたりして

とか
え、びっくりした
そんな悲しいこと言わないでよ
ずっとここにいてよ

美しい

美しいという言葉が好き、
美しくいたい、気高くいたいと話す
君の目を
逸らすことなく見つめられる
私でいたい

どうしてこの世界は

批判　冷笑　揚げ足取り
誰かの心に波風を立たせる
そのための
140文字を練るんじゃなくて

自分の心の波の揺らぎを
陽にあたって煌めく
その美しさを
飲み込まれてしまいそうなほどの暗い夜の
その恐ろしさを

どうしたら
出来る限り色も形も温度も変えずに
表現できるのか、
あなたに伝えられるのか

わたしは
そのために言葉と向き合いたい

君と歩いた道

いつまで経っても話し足りなくて
分かれ道で別れずに
君の家の方までちょっと多く一緒に歩いて
信号の赤だけが点滅する頃に
もうこんな時間？！！って言って
走って帰路につくの

高校の時からそう、
一緒に自転車を押して、
途中の公園で立ち止まって、
また歩いて。

まるで世界だけが歳をとったみたいに
何年経っても放課後の私たちのまま