シトシト静かに地面を濡らす雨も
街中の全ての音を消し去るほどのどしゃ降りも
予定のない日の雨には 不思議なほど優しくなれる
雨音がほどよいBGMになって
集中力も増す気がする
ゴロンと横になってぼーっと窓の外を眺めたり
コーヒーを飲みながら 本を流し読みしたり
気になることを検索してみたり
降りやまない雨を口実に
これといって意味のない時間を過ごすのもまたいい
53:降りやまない雨
これからに希望を見いだせなくて
どんなに気持ちを立て直しても報われなくて
とっても苦しいね しんどいね
そんな中でも本当によく頑張ってるね
いつまで続くんだって、
果てしなく続くように今は思うかもしれないけど
決してそんなことはないからね
大丈夫 行き着く先は明るいよ
すぐそこまできてるんだから
疑り深い私だけど
未来の私が言うのだから信じられるでしょ?
私が笑顔になれる出来事がたくさん待ってるよ
今苦しんでいる時間も、懐かしい過去になって
無駄じゃなかったとすら思える日が来るからね
もう少しだけ 自分を信じてみて
と、今の私が欲しいメッセージを書いてみた
52:あの頃の私へ
ワープも振り出しに戻るもない
この人生ゲーム
どんなに今を嘆いても
誰も代わってくれはしないし
自分がコマを進めるしかない
このゲームをおりるとき
満たされた気持ちで終わりたい
ときに、一回休みもいいでしょう?
あせらずに 自分のペースで
ゲームはまだ続いていくんだから
51:逃れられない
もしも透明人間になったら
何をしても気づかれない、何でもできてしまう。
自分に恐れるものはないと興奮するのは
おそらく最初だけ。
こちらからは見えるのに気づかれない。
自分はいないものとして世界が当たり前に回る。
そんな現実を目の当たりにしたら
きっと戻りたくなってしまう。
いない なら いない
いる のに いない は虚しすぎる
ガラスや水は
その奥にあるものを映しながら
自身の存在も主張している。
存在感がある透明は 凛として美しい
49:透明
あなたはあなたらしく
いてくれたらいい
口ではそう言いながらも
ああして こうして と
いつの間にか
「私の理想のあなた」を押しつけてたね
あなたが思う理想のあなたを
聞いてみればよかった
48:理想のあなた