風に乗った風船 どこまでいくんだろう
いつも不思議に思ってた
行く先を自分で決められないのは怖い?
でも私たち人間も行く先を決めたとて
思ったところに着けるとは限らない
着いた場所が終わりではないし
そこから違う場所を目指して歩みを進める
それならいっそのこと
風や流れに身を委ねて
どこにいけるか どこまでいけるか
重い荷物はその場において
風まかせ 運まかせ
そんな旅路も悪くない
42:風に身をまかせ
失われた時間は?と聞かれたら
思い浮かべるのは
“あの人と過ごした時間、そしてミライ”
当たり前に 一緒にいると思ってた
周りが そうするように
自分達も一緒に歩いていくと思ってた
お互いがお互いの理解者って
少なくとも私は思ってたよ
でも“あの人とのミライ”はこなかった
互いにエネルギーを注ぎたいことや見てるところが
違ってきて乖離が大きくなっていった
今になれば分かることもあるけど
今さら何の意味がある?
失われた時間と頭で描いたミライを嘆くより
目の前の 時と現実 を大切にしなくちゃ
残された時間もわからないのに
過去を振り返って過ごすのはあまりに無意味だから
“自分の今とこれから”をしっかりみつめて
41:失われた時間
勉強やテストのない大人を羨ましく思った
とにかく大人びてみえたかった思春期の頃
なぜかいつも、違う方を魅力的に感じていた
今思えば あれほど貴重な時期もないだろうに
光の速さで駆けぬけてしまった
その時なりの悩みや問題はあったけど
目の前のことだけが自分の世界だったから
純真無垢に 物ごとに夢中になれた
覚えも早く 可能性は無限
豊かな発想で 夢も描ける
子供のままは叶わないけど
子供のような感性は失わずにいたい
40:子供のままで
愛を叫ぶってどういうことだろ
愛を訴えるとか愛を語るってことなら
愛を嘆くっていう時もきっとあるよね
わたしが思う“愛を叫ぶ”は
“何らかの愛が溢れる瞬間”のこと
誰しも どこかで なにかに 愛を叫んでる
39:愛を叫ぶ
羽を持つ生き物が飛びまわる姿は
軽やかで 伸びやかで
みてるこちらまで気持ちが上向く
晴れた天気のいい日にであうから
よけいにそう思うのかな
モンシロチョウ
今年は見ていないかも
めまぐるしい速さで時代が進み
いろんなものが様変わりしていくけど
子どもの頃と変わらない風景があるって
なんだか安心する
地球って人間だけのものじゃない
そんな当たり前にも気づかされる
38:モンシロチョウ