本当は追いつきたくて、ぶつかって傷つけ合った
君は決まって笑いながら言う
「ヘタクソなんだよ、恐れ知らずの破天荒やろう」
こいつは世界でたった一人の親友だ
ある日、君は喧嘩に巻き込まれたことがあったな
「信じて待ってろ迎えに行くから」
心の灯火よ照らしだせ相手の弱さ
二人敗れて、笑いあった思い出が懐かしく蘇る
傷だって痛みだって分け合えば平気だ
俺たちは離れたって、信じられる絆を持ってる
言葉の要らない約束だ
小学生、人見知り同士組んで仲良くなったね
ずっと一緒だった中学生、受験先同じにしたけど
それぞれ高校生、話すことも無くなり誕生日すらLINEもやめて、いつの間にか大人になった
もはや君に交わることもない人生だと思ってた
でもふと開いたYouTubeでおどける君
一人語り配信者になってて口下手だったのに別人みたい
少し酔ってるかな?昔話しだした
「離れ離れだった友達に会いたい。口下手な僕と一緒にいてくれた」
もしかして私会いたいと思っちゃてる?
私の応援は20万分の一だ
でも届くかもわからんLINEに「久しぶりだね」って送っちゃった、どうしよう
だけど心配は無用で、すぐに携帯鳴って息が止まる
見るのに少しだけ時間かかった
「久しぶり、元気でいるよ。連絡くれて嬉しい」
ああ、昔のままの君だ
大人になったね。
「私も会いたい」
不完全な僕、ひとつぐらい綻びがある方が味があるって思い詰め込んできた
それでも蓋を開ければただのビビりで笑われた
いつも空回るこの生き様を笑うんじゃねえ!!!
僕らは人であることを選んで生きていくタイプなんだ
頭悪いとこもみんな愛して欲しいんだよ
「いいよ多分」って言われたってお前吹き出しそうだぞ?!
だけどそんな声が届くのを一生待ってるんだよ
こんな文章読むってこった、はみ出し者だろアナタも
でも大丈夫、全ての原点はアナタだ
人の弱さも笑って向かい合えるようになろうぜ
ドジだって愛そう
君の香水の匂いだけが、大きすぎる部屋を纏う
「ごめん友達のままでいたい」ってそんなありきたりな言葉でフラれて、買ってしまったプレゼントがひとりぼっち
じゃあ語尾にあるハートは誰にでも使ってたんですか
ツーショットの近さは誰とでもあれぐらいですか
思わせぶりですか
それとも誘ってたんですか
好きなってしまうのはいつも俺からばっかりだった
いつも弟みたいってからかって、そんなわかりやすい言葉で距離とってた 年下は傷つきます
もっと違う性格で、見た目で出会えてたらよかった
行き場のないこの感情はどうしたらいいのですか
「君が表彰台に登れなかったら、僕はコーチをやめる」
その表情を見たら分かる 本当は応援してるんでしょ?
モチベーションをあげるためなんでしょ?
でも言葉はいらないんだよ、ただ、、
「なんで今、そんな試すようなこと言うの」
ああ嫌だ 涙が溢れだしてくる
「僕が勝つって僕より信じてよ!!!」
「離れずに傍にいてよ!!」