クリスマスの話題をこれ以上出されると
私の傷穴が広がります。
ぼっちすぎて、
悲しいクリスマスの過ごし方をしています。
傷口に塩を塗らないでください。
お願い致します
イブの夜
今年はこっちの方が豪華だな
ゆずの香りがお風呂からしてきて
冬至を迎えていることに気付いた。
きっとお母さんが入れたんだろう。
毎日、早くお風呂入りなさいって
ゲームしてる時もお構いなく口うるさく言ってきて、
ちょっとウザったらしかった。
でも、私はお母さんの優しさを知っていたはずなんだ。
私がいつの間にか寝落ちしてたら、
ブランケットを何も言わずに掛けてくれてたことも、
体を冷やしちゃダメだと、
逆に暑いぐらいに厚着にさせようとしてきてたことも、
全部私のためを思ってくれての事で。
きっとこのゆずも
体が温まるからって言って入れてくれたんだ。
いつもいつもお母さんは私の事ばっかり。
こんな態度ばっかりとってしまって、
嫌なことばっかり言ってしまって。
でもお母さんは私に対して
暴言も言わずに、手もあげずに、
ごめんねぇ。とただ謝るばかりだった。
こっちの方が謝らなきゃいけないのに。
ごめんね。ごめんね。お母さん。
意地張ってごめん。
反抗期だからって当たっちゃってごめん。
本当は大好きで大好きで、大切な
自慢のお母さんなの。
謝らなきゃ。
そしたら、ありがとうって伝えたい。
いつも暖かいご飯作ってくれてありがとう。
朝起こしてくれてありがとう。
家事もいつも文句も言わずしてくれてありがとう。
苦しかった時にいつも寄り添ってくれてありがとう。
私を、ここまで育ててくれて、ありがとう。
私、お母さんの所に生まれてこれてよかった。
迷惑ばっかりかけてごめんね。
お風呂から出たら伝えよう。きちんと。
そう思ってお風呂に入ろうとした。
「あっっっっつ!!!!!???」
お風呂の温度が45になってた。
「……もう……お母さんったらーーーー!!!!」
「あっ!!ごめんね!!」
そう言って「ごめんねぇ……間違えてあげてたわ……。」って言いながらお風呂の温度を下げてくれた。
……本っ当に……ドジだなぁ……。
「お母さん」「?」「いつもありがとう。」
そう伝えたら、ちょっと笑って
「どういたしまして。」って。
ベルの音が鳴る。
教会の朝はどこか虚しかった。
皆で神様に祈りを捧げる。
家族の幸せ、
神様自体の幸せ、
自らの幸せ。
今日も、明日も、
生きるための拠り所。
いないかもしれないけれども、
あると考えればかなり頑張れる。
道を外れることは、
人から獣になることなのか?
教会の白がステンドグラスに染められる。
夜はあんなに黒かったのに。
虹色の床が私達の未来を祝福する。
今日も頑張って生きよう。
冬は一緒に
凍えて
地球に還れたらいいね