夢と現実って、
同じに思える。
夢が夢ではないような、
現実が現実でないような気もする。
足が地についているここは本当に現実なのかな。
そう思うのもきっと
昔の僕の過ちのせい、
明日も夢で、今も夢で、
全部全部夢だったらよかったのに。
もういっその事全部壊れたらならな。
さよならは言わないで。
会えない言葉になっちゃう。
またね って手を振ってよ。
お願い、ねぇ。
それだけで 私は救われるの。
まだ会いたいよ。
もう会えないかもって分かってるけど。
嫌だよ。ねぇ、ねぇ。
返事してよ。私、あなたが心配でたまらない。
大好きだよ。ずっとずっと。死んだって。
急に距離を近付けないで。
ビックリするし、ドキドキする…。
好きなはずなのに。好きな、はずなのに。
恥ずかしくて、なんだか怖く思えてきて、
距離をとる。
そしたら猿笑いのような微笑みで指を絡めてきて、
もう私は駄目になった。
彼の事をいきなり嫌いになった。
そうやって触れられたのが下心があるような気がして、
また心も距離をとって、
離れた。
おい!!と呼ばれたような、
でもごめんなさい。もう私、あなたとはいられない。
辛いの。辛いの。ごめんなさい。
「また逃げるのか?」
そう自分の中で言われた気がしたけど、
でも違うの、違うの。
逃げるんじゃなくて、帰るだけなの。
そうやって言い訳しながらビルの明かりで照らされた、
妙に明るい闇を走り出す。
ゼーゼーと呼吸しながら走る。止まらないで。
走る。走る。辛さと息苦しさで胸が張り裂けそうな
そんな感情で。
これが映画のワンシーンだったらどれだけ美化してもらえたのだろう。
わぁっと転けた。盛大に。
またそう思う。私の人生も、全部綺麗になったらな。
冬のはじまりは
寒いような暖かいような、
風が私に吹いた。
はぁ。白い息はまだ出なかった。
いつから、もっと寒くなるだろうなぁ。
そう考えながら、かじかんだ手を擦り合わせた。
終わらせないで
今この時。
今この瞬間。
恋が止まってしまう。
高鳴る足と心臓が
うるさくて。
私、私。
脳みそがグツグツ煮られてるかのような、
血が沸騰した感覚。
あ、あ。これはダメな恋。
でも好きは止まらない。
罪だと分かっても、
この甘さに酔いしれたくなって。
なんて香りを放っているの。
くらくらしちゃう。