ひちめ

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9/25/2024, 4:33:22 PM

あなたの描く絵の窓から見える景色。
絵がそれほど上手という訳でもないはずなのに、
それはまるで世界がまたそこにあるようで、
壮大で綺麗だった。
あなたの世界は、よくこの世界に似ているようで、
結構違う。
あなたの書く文の窓から見える景色。
それは私には見えないけど、あなたには見えているのだろうか。羨ましく思って、あなたに聞いてみたい、と。
あなたの創る物にはすべて
わたしはいない。
わたしの創る物にはすべて
あなたがいるのに。
邪な願望が頭に浮かんで、
消えたくなる。
あなたにはあなたしか見えていない。
わたしはあなたしか見えていないのに。
それがあなたで、私を認識してしまったら、
それは私の好きなあなたではないから。
あなたの視界に移る窓から見える景色。
きっと僕はいない。
それでもきっと、
って期待してしまうのが僕なんだろうなぁ。
そんな事を思いながら今日も、
君を描く。
君を書く。
君を見る。

9/24/2024, 12:04:20 PM

形のないものばかりみてたら、
形のあるものをうしなった。
形のあるものばかりをみてたら、
形のないものをうしなった。
わたしは理想と現実の狭間を揺蕩って、
わたしはおとなになって、
こどもじゃなくなる。
わたしはこどもになって、
おとなになれなくなる。
いつかわたしは海に流されるんだろう。
それが何年後か分からないけど、
わたしは、形があってもなくても、
大事にしたい。
だけど社会はあるものも、
ないものも、蔑ろにしてしまう。
しかも社会はこどもを無理やり大人にしようとする。
わたしはまだ、こどもなのに。
見せかけだけの人間。
そうならざるを得ない社会。
そして変わらずお日様は私を見ていた。

9/23/2024, 12:09:34 PM

君と登ったジャングルジム。
思い出の場所。
10年後にまたここで、同じ日に会おうね、
なんてベタな約束。
忘れたわけじゃない、
その公園、もう全部撤去されてた。
もうビルになってた。
変わってしまった街並み。
公園の近くの物も全部なくなってて、
なんだか、もう戻らない気がして。
虚しくて…。
とりあえず、ビルの中にあった、
飲食店に入ってみた。
ジャングルジムって、名前。
なんかの運命の巡り合わせみたいな…。
とりあえず入ってみた。
なんだか見覚えのある…。まあ、気のせいか。
かわいい女の子が接客してくれた。
「あ、いらっしゃいま、せ…。
__ちゃん…?」
私の名前、記憶が蘇る。
あぁ…--ちゃんだ。
まさか、会えるなんて。
「約束、覚えててくれたんだ…。とりあえず、話、したいな。今お客さんいないし…。」
話を色々とした。
今は、恋人がいるかいないか、とか、
仕事の話とか。
沢山話した。
「あ…そうだ、お店の名前、なんでこれにしたの…?」
「もちろん。決まってるよ。__ちゃんに分かるように、そうしたんだよ。」
あぁ、変わってないな。--ちゃんは。
私が、大好きな初恋の、--ちゃんのままだ。

9/22/2024, 1:18:53 PM

声が聞こえる。
ココ最近毎日毎日、執拗いったらありゃしない。
いつもいつも耳元で「殺してやる」とか、「呪ってやる」とかさ。
もう聞き飽きた。レパートリーを増やせ。
そんだけで恨まれるとか、ウケるな。
ただ俺に邪魔だったから、消しただけなのに。
もう幽霊だから出来ないだろ笑、
そう思いながら俺は神社に足を運んだ。

9/21/2024, 4:15:55 PM

秋恋。それは秋と共にやってきた、
忌々しくて、いじらしい恋。

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