雀尊い

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3/27/2023, 1:32:35 PM

『My Heart』

"僕の心を奪えるのは君だけかもね"

そう笑って言ったお前さんの顔を俺は未だに覚えてるぜ?と君はニヤリとお得意の笑みを見せて僕に言ってきた。

「そ、そんな事言ったっけ?」

恥ずかしくて赤くなっているのがバレたくなくて僕はそっぽ向いた。
まぁ…君にはお見通しなんだろうけど。

グイッ 「え!…あ、ちょ!!」

顎を掴んだかと思えば、顔を見せろと言わんばかりに強く彼の方へと僕の顔を引き寄せた。

「言っとくがな…良いか?1回しか言わないからよく聞いとけよ?」

「う、うん」

「俺の心を奪ったのは…お前だからな」

……え?今、なんて言った?

「も…もう1回言って!」

「もう言わないってさっき言っただろ?」

あー、この人は…本当にズルいと思う。



※最近全然投稿出来てなくてすみませんでした💦
なんかスランプに陥ってしまいまして笑
でもまた少しずつ頑張って書いていこうと思いますので是非読んでくださると嬉しいです^_^‪

3/21/2023, 10:28:40 AM

『二人ぼっち』

「私と貴方だけね、今この空間にいるのは」
そう言うと彼女はニコッと僕に笑みを見せた。
確かに今ここにいるのは僕と彼女だけだ。
他の奴らは疲れたと帰って行った。
そして残ったのが僕と彼女って訳で、特に話す事もなく部活で使った道具などを片付けていた。
「ねぇねぇ」
彼女が何かを言いたげに僕に話し掛けて来たから「ん?」と返事を返すと…。
「二人ぼっちってのも…案外楽しくて良いかもね」
と彼女が言ったのだった。

3/20/2023, 1:03:17 PM

『夢が醒める前に』

こんなに嬉しい事は、もう無いかもしれない。
なぜなら今目の前にとっくに死んだはずの僕の唯一の友人がいたから。
「え?な、なんでお前が」
そして抱きつこうとしたが友人の体をすり抜けてしまった。
なぜ?目の前にいるのに…どうして?
そんなのとっくに分かりきっている。
これが夢だからだ。
「…夢の中くらい、良いじゃないか」
逢えて嬉しいのに…こんなのってないよ。
せめて、せめて…お願いだから…。
温もりを感じさせて、、、

3/19/2023, 2:17:52 PM

『胸が高鳴る』

「貴方に生きてる価値なんてないのよ」

昔、まだ生きていた母や父…そしておまけに近隣の人から発せられた言葉だ。
今でも覚えている。
あの時僕は幼くてその言葉の意味を理解していなかった。
だけど、成長するにつれて理解していった。
「生きる価値なんてない…か」
そう言われたが今はどうだろう。
僕は日本でも有名な医療の専門学校に見事合格し、明日から本格的な学校生活が始まろうとしていた。
「生きる価値…あったよ」
ふっと笑みを零し、僕は明日からの希望に胸が高鳴るのを感じたのだった。

3/18/2023, 10:48:05 AM

『不条理』

人生とは必ず上手くいく訳ではない。

誰しも必ず幸せになるとは限らない。

その一人一人に必ず何かしら壁が生じる。

そんな漫画やアニメのようにハッピーエンドで人生が終わるとは限らない、そんな壁だらけな人生を僕達は歩んでいるのだ。

「人生って本当に…不条理だよね」

僕が発した言葉は、夜の闇の中へと消えていったのだった。

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