偉大なる魂殿

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3/3/2025, 4:03:28 AM

僕はね、
君に救われた男だよ。
君に、全てを捧げると誓った男だよ。
君がいないと、世界に色がつかないほど惚れ込んだ情けなくて幸せな男だよ。
君がどんな姿になっても、必ず愛し続ける男だよ…

ねぇ、どうか、どうか…
全てを思い出さなくていいから、そばにいさせて
1番目じゃなくてもいいから。ね?お願いだよ…
君のそばにいないと、僕が僕じゃなくなっちゃう…

…君を、心のそこから愛すと誓うから…

11/8/2024, 11:47:12 AM

意味がないよ。
君が苦しんで苦しんで、苦し紛れにありとあらゆるところを切るのも。
ベッドで嗚咽を漏らしながら泣き腫らすのも。
君が何をしようとも、君は結局死なないし、消えない。

でもね。
君は結局生きるから。
どこを切ってもいいよ。いくらでも泣いてよ。
僕を、殺してもいいよ。

10/5/2024, 1:53:44 PM

嫌だなぁ…
天体観測をする度にあなたを思い出すのを。
嫌だな、その度にあなたの何もかもを思い出すのも。
あなたの笑顔も、寝顔も、泣き顔も。
あなたの誕生日にプロポーズした時の顔も。
思い出すの、嫌だな。

だってこんなの女々しいじゃないか。
死んだあなたを思い出すなんて。

9/2/2024, 10:18:51 AM

永遠と燃え盛ると思っていた。
時に死ぬほど苦しみ、時に死ぬほど喜ぶような人生で、永遠に。
それが、こんなに弱くなるとは思わなかった。

朝日がよく見える病室のベッドに横たわるあなたの手を握る
「…一生、惚れてくれたな」
笑いながら言うあなた。
『生涯、惚れた相手と結婚したい』
そんなことをあなたにずっと言っていたから、ずーっと気にしていてくれた。
苦し紛れに吐いた息と、新しい不安を吸おうとした刹那、少し冷たいあなたの唇と私の唇が重なる。
おそらく最期のキス。噛み締めることも出来ずに、あなたはベッドに倒れこみ、徐々に体温を失っていく。

8/17/2024, 11:00:14 AM

あなたが亡くなって、何年がたったのかしら。
私ね、未だにあなたからの愛が捨てられないの。
私、あなたにもらったおし花も、初めて愛をもらったラブレターも、なにもかも捨てられないの。
どれも、あなたの愛で溢れているから。

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