いぶりがっこ

Open App
1/20/2024, 12:18:32 PM

 泳げない身としては、海など恐怖のシンボルだ。海の底なんてもってのほか。
 光も届かず、水で押し潰された場所に、しかし生きているものがいる。脂で柔らかい身体。自ら生み出す光。進化する器官に退化する器官。
 異世界のようなその場所に、遥か上空から思いを馳せる。思いは水圧じゃ潰れないから。

1/19/2024, 11:10:56 AM

 会いたい人なら少なからずいる。
 でもこちらから連絡はできない。
「今何してるの?」
「今まで何してたの?」
 私は聞きたいけれど、聞かれたくはない。
 だから孤独なのだ。

1/18/2024, 10:57:32 AM

 二、三年ほど継続して日記を書いていた時期がある。日記を手元に置き、何度となく開き書いていたことさえある。ほとんど中毒だった。
 しかしぱったりとやめてしまって、それきりだ。

 理由は何となく察している。
 私という存在には何も価値がなく、文字を連ねたところで現実はどうにもならず、ただ妄想と空想に明け暮れるだけの人間未満だ。
 書くことで、それが紙の上で浮き彫りになる。私は現実を直視したくなかったのだ。

 とはいえ今はこうして書いている。テーマに困ることはあるが、書くこと自体は楽しい。ハートがぽつぽつと増えるのを見ると胸が高鳴る。
 こんなものでも見てくれて感謝の限りである。

 前の日記は閉じられたままだが、新たに開いた日記もあるということだ。

1/17/2024, 10:53:52 AM

 木枯らしという言葉にはそれほど思い入れがないが、季節外れの言葉では? と調べてみた。
 晩秋から初冬に吹く北よりの季節風ということだった。
 東京と大阪でも木枯らしになる条件が違うらしい。それは初めて知った。
 また太平洋側で吹く乾いた風なので、日本海に住む身にとっては馴染みがないのも納得だ。

 無知の知。知らないことを知るのは楽しい。

1/16/2024, 11:12:01 AM

 美しき空。美しき海。青いものって美しい。

 揺らめく炎。傾く太陽。赤いものって美しい。

 一瞬の雷。一面のひまわり畑。黄色いものって美しい。

 心を打つ全てのもの。

Next