NoName

Open App
9/29/2022, 3:52:59 PM

真夜1時を回った頃空は真っ暗で星しか見えない、私はそんな夜が大好きだった。そんな夜のお供は決まって君の声と想像力豊かな小説だった。病室で聞く君の声は周りに迷惑でないかドキドキした、正直彼の声は大きいから何度か注意した覚えがある、その度に君は謝って私は笑って余命がわずかながらも楽しく病の痛みすら忘れる時間だった、そんな君と7回目のクリスマスが来た、でも私は知ってる私達に8回目のクリスマスはやってこないことぐらいでも最悪なことに君もそれに気づいてしまったみたいだったあんなに笑顔満載の彼の顔が今日ばかりはムッとして今にも泣きそうだった、私はそれを知っていたから君が少しでも私の最期に笑顔でサヨナラしてくれるように努めて楽しい話題を振る、今日何をしたか?来年もクリスマス祝おうとか…いざ私が死ぬってなったら君がどうするか私には分からないけど今、楽しいことを話しておこう私が後悔しないために…夜、君が帰ったあと私は静かな眠りについたこれが最期だと本能で気づくだけど眠りについた先で君に会った「またね」って君が言った瞬間、私は病室のベットにいた母や親戚や友達、真夜中だってのにみんないただけど君の姿はなかった。初めて君からの電話がない夜だった。
題名「うるさい君からの静かな留守番電話」

9/29/2022, 12:53:03 PM

別れ際にサヨナラを言うのが僕らの日課になった頃、前より君が痩せているのが目に入るようになった。今日は僕らが出会って7回目のクリスマス「寒いね。最近どう?大丈夫?」と笑う君の顔がいつもより心細そうなのに気づいた上で「大丈夫だよ。」ってぶっきらぼうに言った。この会話もいつまで続くのか僕らに残された時間はわずかであまりにも短すぎる、たわいのない会話が胸に優しく積もって流せない涙が音もなくこぼれそうになる、でも君が心配するからぐっとこらえる、余命を知ったあの日から随分、涙脆くなってしまった、情けない、僕は強くありたかったのにそんな後悔をするくらいなら…なんて後悔をした後に嘆くんだ。君は僕のためを思って言ってくれてるのに近づく余命に焦りを隠せない僕はいつだって君より余裕が無い…いや僕が知らないだけで君も泣いているのか、そんな中すれ違う僕らを置いて無情にも髪が抜けて足が動きにくくなって意思疎通もしにくいもっと先のことだと思ってた結婚して子供が出来て夫婦円満にひっそりと暮らしたかっただけだったこんなに別れが近いとは思わなかった。来年は8回目のクリスマスそれは僕らの最後の付き合い始めの記念日になるだろう、でも僕は気づいている今日が山場だって…。
題名「またねって言った」

7/16/2021, 12:18:52 PM

空を見上げて心で思ったこと

青いな…

7/15/2021, 11:33:42 AM

終わりにしょう。

僕の人生

7/14/2021, 12:58:55 PM

目にしているのは

不気味な月

Next