6/12/2024, 8:38:15 AM
私がよく知る街
朝は人が駆け足で駅に向かう街
昼は人が生活のための群れになる街
夜は朝日を待つ静かな街
これから私が去るかもしれない街
これが、今いる私の街
6/10/2024, 11:56:58 AM
「将来の夢を書いてください」
これは、理想の自分を描く紙
至る所からシャーペンを動かす音がする
消しゴムを擦る音もする
なのに私の鉛筆はうんともすんとも言わない
消しゴムが入る余地もない
カチカチと、終わりの時間が近づいてくる
教壇に向かう足音が増えてくる
私はただ、題名しかない紙を見つめている
私は夕方になっても学校にいた
紙は私の頭の中を真似たまま、私を見つめる
書かないと、書かないと
何もないけど、書かないと
そのまま大事な何かを誤魔化して
リソウノジブンを描きあげた
6/9/2024, 1:13:38 PM
目覚める平日、閉じたカーテン
今日も私はこもりきり
家族・友すら突き放し
今日も私はひとりきり
昔は陽の光に起こされて
家族と共に食事して
笑顔で友と歩いたが
朝日の温もりを忘れた私は
今日も明日もひとりきり
ふとカーテンを開けてみる
朝日が変わらずそこにある
今なきあの頃を思い出す
なぜだろう
急に心が温まる