桃花

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4/4/2025, 4:37:23 AM

『君と』

どこに行きたいなんてない。

何がしたいなんてない。

ただ君と一緒に過ごすことができれば、

それで構わない。

はじめは僕もそう思っていた。


塩胡椒の味しかしない鶏胸肉を酒の肴に

テレビもつけず寝るまで話し込む夜も、

目を覚ますと隣に君がいて

顔を覗き込んではまた静かに目を瞑る朝も、

そんな日常が幸せだった。


いつのまにか電話をするのも面倒になり、

何かと付けて「生産性が」と口にするようになった。

何が正解で何が間違いかは分からないけれど、

生産性が皆無に等しい日常の中にも

小さな幸せを見出せる相手こそが

きっと愛してるということなのだろう。


もしかしたら、君ではないのかもしれない、

正解のない人生を後悔しないように生きるためには

今君の手を離さず、

ただひたすらこの日常を流しているだけでは

いけないのかもしれない。


新たな旅に踏み出すたった一歩の勇気が

僕にはまだ沸いてこない。

3/30/2025, 1:01:17 PM

好きが何か分からなくなった時、

自分が相手のことをリスペクトしているかを

考えてみるといい。

相手と話す中で「さすが」って自然と口にしたり、

いつのまにか人に恋人の自慢をしていたり、

逆にそれがなければそういうことなのだろう。

3/25/2025, 2:23:41 PM

『記憶』

まだ2回しか会っていないはずなのに

昔から一緒にいるような感覚になる。

全く似ていないのに、あの人と重なる。

僕から気になった人だからかな、

なぜだか手が震えて、視線の先には君がいて

身体がそっちを向いている。

次会えるのはいつだろう。

3/21/2025, 3:56:51 PM

『君と見た景色』

どこに行った思い出も、

瞼の裏に蘇るのは君の横顔。

3/18/2025, 10:25:19 AM

結婚について考える今日この頃。


結婚に求めるものは?

愛?顔?体?技?頭?心?

何を求めるのがベストで、

何を求めると後悔に繋がるんだろう。

自分と合う人って?

究極で言えば、自分と同じ人か相反する人になる。


何に置いても自分と同じ考え方で価値観なら

あまり困る事はないだろう。

将来の展望についても近しいし、

現在の過ごし方も、人との関わり方も、

何に重きを置くかも、言葉の選択も、、

だけど、そんな自分みたいな人だと

相談しても自分との壁打ちに近しく、

新たな価値観はそこには生まれない。

答え合わせにはなるかもしれないし、

自分でも出せない自分の答えに辿り着くかもしれない。


それなら、自分と相反する人なら?

将来についての考え方も違えば、

現在の過ごし方も対局、人との関わり方も、

重きを置く場所も、語彙の幅も、

何をするにもぶつかりあうことになるだろう。

だけど、そこまで相反する人だと

話すたびに新たな価値が生まれる。

新たな考え方が生まれる。

それは、二人だけの唯一無二のものになる。

必然的に時間に対する君の価値を高めてしまう。


結局のところは、

どちらを選ぶのかまでが自分の考え方であり、

僕は前者を求めていたのかもしれない。

出会う順番が違えば、運命は変わっていたのかも、

いや、まだ運命は変わり得るのかもわからない。

今までに話した僕の恋愛観は

もしかすると君のためで。

もしかすると他の人のためだったのかもしれない。

そんなことは誰にも分からないが、

それもまた面白い。


「大好き」だなんてありふれた言葉、

誰が誰に使ってもおかしくないこの世の中で

僕は誰にその言葉を問い掛けたいのだろう。
 

『大好き』

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