t「わぁ!」
わぁ!おぉ!すごい!やばい!
なんて、そんな可愛げのない反応しか出来ない。
愛嬌があれば愛想があれば…無いものねだりばかり
驚く反応一つ取っても自己嫌悪におちる
もっと人として可愛げがあればよかったな。
t「終わらない物語
さぁ、その足を少し前に踏み出して。見た事の無い扉を開けるのも良い。既に開いてる扉に手を伸ばすのもいい。でも、どの扉も開かずただそこに居るだけでも良い。それはまだまだ続く人生の中で開く扉の一つにすぎない。たくさんの選択肢の中から君は選んで、君だけの物語を完成させてくれ。君のじんせいの幕が閉じるまで君の物語は未完のままだ」
壮大な題名の日記を買った。早速書こうとしたらこんな事が書かれていてちょっとわくわくしたのは秘密。
t「やさしい嘘」
大丈夫
心配ないよ
笑顔で優しく言葉にする
自分のために
頼られるのは嬉しい
でもたまに息苦しい
忙しない日々に充実を感じながら
自分を押し殺して生きている
断れない性格ともいう
まだ、出てこないで
苦しい自分に言い聞かせるように
大丈夫、心配ないよ
苦しむ自分に背を向けながら笑顔で微笑む
自分に、周りに、やさしい嘘で今日も
t「瞳をとじて」
大丈夫みんながいるから
古参でも新参でも見てるものは一緒
ずっとずっとみんな声をあげたてきた
見せたい景色のためにみんな頑張った
明かりが少し落ちた夜の建物の中で
星のようにキラキラ輝くペンライト
声で熱気で思いで揺れて震えて笑う
感動して瞳をとじてゆっくりひらく
周りには支えあってきた仲間がいる
ありがとう!
こちらこそありがとう!
響き合う声が重なってまた涙が落ちる
いつも応援しているよ!ありがとう!
いつも応援してくれて、ありがとう!
t「あなたへの贈り物」
色々と考えた、たくさん考えた
でも君の欲しい物が何かわからなかった
普段から我儘という我儘も言わない
欲しい物は?と聞いても自分で買ってしまう
君へのプレゼントが決まらないまま来てしまった
もう本人に直接聞くしかない
手持ち無沙汰も嫌だから申し訳程度の手作りを片手に
煩く鳴る鼓動を手の中に握りしめて君の所に向かう
君は快く迎え入れてくれた
君の対応に用意出来なかった贈り物への僅かな罪悪感
もうここで聞くしかない……
そして君は笑った
貴方が来てくれた事が何よりの贈り物だよ
そんな事があなたへの贈り物になるのか…
君の笑顔を見て喉まで来た言葉を飲み込む
今日主役のはずの君のその優しさに甘えて
溺れてしまう前に大切な君を心から祝おう