t「羅針盤」
人生の岐路に立たされた時何を基準に決めるのか
今までの歩いてきた足跡を振り返って見て
得たものと失ったものと、何故そうなったのか
その結果自分はどう変わっていったのか
目を開き前を見れば無数に広がる不確かな道
自分の手に抱えるこれまでの軌跡たち
進む先は自分の意志で決めていかなければ
今までの経験を含め指標にするのか
それとも持ってるものを全て捨てさるか
天秤が傾き羅針盤がぐるぐる回る
結局どの未来も正解や不正解など無い
その結果を出すのは自分自身だ
t「明日に向かって歩く、でも」
「今日も頑張ったよ」
「意味のわからない事を言う人」
「人の話を聞かない人」
「決まった空間でいつもの人と過ごす」
「頑張ったね」
「こんな言葉しか言えないけど」
「頑張ったね」
「ありがとう」
「ありがとう」
「明日がやってくる明日も頑張らないと…」
「君はすごいね」
「絶対に来る明日に後ろ向きに歩かず」
「明日に向かって歩いてる」
「でも今は、今は頑張った自分のために」
「泣いていいんだよ」
「頑張ったのも生きるのも歩くのも君だから」
「今日頑張った君は何よりもすごいよ」
t「ただひとりの君へ」
自分の価値を自分で見出せずにいた
自分とは一体何者でどんな存在なのか
そもそも自分はここにいる必要があるのか
それとも自分はどこか違う場所に行くのか
確かに自分はここという場所にいるのに
ふわふわと存在だけしている感じがする
そんな自分の手を掴んだ最初の君
自分という存在に価値を見出し
自分の次に自分を確かな者にしてくれた
名前を呼び共に語り合い手を取りあった
自分という形の証明を価値を存在を
あの時掴んでくれた君がくれた
きっと君はそんなつもりはなかっただろう
でも自分からしたら君は
自分を見つけてくれた唯一無二の人なんだ
ただひとりの君へ
ありがとう今日も自分は生きている
t「風のいたずら」
君の髪が風に揺られてなびく
かたくもない柔らかくもない髪質
気持ちよさそうに歩いて笑う君
その姿につい見惚れてしまう
今だけは風のいたずらでなびく髪の隙間から
君を見ている自分を許して欲しい
t「透明な涙」
自分に自信が無いの
可愛くて愛される自分でいたい
美人で強かで頼られる自分がいい
見た目だけでも強くありたい
第一印象は顔と言われるから
泣いてもいい、今は誤魔化してもいい
いつか自分に自信が持てるまで
黒い涙を何度だって流す
頑張った分だけ過ぎた努力が
実って透明な涙になる日まで