正直、あまり大切にはしていないかもしれない。
大切にしなきゃいけないのに、どうしても甘えてしまう。
大切なんだよって言ったところで、何だか薄っぺらい。
本当に、難しいよねぇ。
”友達”は家族と同じくらい大切なはずなのに、何でか蔑ろにばかりしている気がする。
友達
本当は、引き止めたかった。
本当は、特別になりたかった。
本当は、誰よりも大好きなのに。
解ってたよ、君が特別になりたいって思ってたこと。
だって、僕もそうだったから。
でも、怖かった。
君の特別に、僕がなっていいのかと怖くて堪らなかった。
いつだって君はあの世界の中心で。
慕われて、尊敬されて、君自身、上を目指すことを常に考えているようなすごい人で。
でも、僕はそうじゃない。
僕はいつだって君の足を引っ張ってばかりの劣等生。
本当は、君の隣に居ることすら悪いことなんじゃないかって思ってた。
だから、言えなかった。
君が今にも泣きそうな顔でさよならを告げた時。
”行かないで”なんて、言えなかったんだ。
行かないで
何となく、好きだった。
それだけで、楽しかったから。
でも、あの頃とは違うんだよなぁ。
”どこまでも続く青い空”が憧れだった頃に戻れるなら、どんなことを願うんだろう?
どこまでも続く青い空
聞き違いの代名詞の1つじゃないかな?
自分もよくからかわれてたっけ。
そうじゃないんだと気づいた時には、そうじゃなくなってた。
”衣替え”の季節は少しだけ腹立たしくて、少しだけ、寂しい。
間違えていたことを、からかわれていたことを思い出してしまうから。
それがもう、できないことだと解っているから。
衣替え
伝えたかった、のかな。
言いたかっただけ、なのかな。
本当のところは、もう解らない。
どれが本当で、どれが嘘か、なんて、もうどうだっていいんだ。
ただ、”声が枯れるまで”必死で伝えたかったことがある。
それだけを解ってもらえたら、それでいい。
声が枯れるまで