NoName

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2/4/2023, 1:35:32 PM

触れるだけのkissをした。

想いも、覚悟も、驚きも、戸惑いも、怒りも、哀しさも。
全部を込めたkissだった。

それが正しかったのかは、正直、解らない。

けれど。

そうでなければ今頃、こうなっていなかったことだけは確かだ。

2/3/2023, 2:24:07 PM

例えば、生きることができたとしたら。
例えば、稼動するものがあるのならば。
例えば、続く想いがあるとするのなら。

どれもこれも、一時の夢で、切望で、願望で。
有限であることの意味さえ、無意味で無価値になるのかもしれない。

在るものがなくなって、無かったものがあるようになって。
そうなったとしても、不変を望めるのだろうか。

そうなった自分に。そうなったセカイに。

望むものは、”その先”なのだろう。


1000年先も

2/2/2023, 2:33:18 PM

ーーー朝、目覚める度に思う。あぁ、また無意味な1日が始まるのだと。

ひらり、ひらり。
楽しげにスカートの端を翻してはしゃぐ彼女。
その後ろを、僕はゆっくりとついていく。

彼女が笑う度に、僕は泣きそうになって。
彼女が振り向く度に、僕はそっぽを向いて。
彼女が話す度に、僕は手短に言葉を返した。

ずっと、こんな日が続くと思っていた。
いつだってありきたりで、平凡で、何気ない日々を、一緒に歩いていくんだと思っていた。
”あの日”までは。


ーーーねぇ。

ーーーん?

今日は、どんな話をしようか?

……そうだな。 ”さき”の話が聞きたい、かな。



勿忘草(わすれなぐさ)

2/1/2023, 2:19:18 PM

ゆらり、ゆらり。
楽しかったはずの遊びは、いつの間にか幸せと不幸せを表すようになって。
思いきり振りきることができなくなった。
何で、そうなったんだろう。
ただ言えることは、飛び降りた先に待つのがどちらかなんて解らない事実だけだ。


ブランコ

1/31/2023, 2:50:19 PM

ずっと、ずっと続いてきたのかもしれない。

いつ始まったのか、いつ終わるのか。
それはきっと、解らないままなのかもしれない。
多分、それでいいのかもしれない。
知ってしまったら、きっと足掻くのかもしれない。

始まりは、何だったのだろう?
終わりは、どうなるのだろう?

それを見ることは、きっとないし、知ることもない。
それを知るのも、見るのも、自分ではない”ジブン”だから。

解らないまま繰り返した先に、どうか穏やかな終焉を。

”魂”と呼ばれる”深淵”に、”ジブン”もいることを願って。


旅路の果てに

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