冬晴れ
澄んだ空気は、深く吸うには冷たすぎて
心を落ち着けるためには適していなかった。
あと何日、と見かけるたびに心が痛んでいたけど
実際にやってくると実感は湧かない。
周りを見れば自分と同じ人でたくさん。
みんな仲間でもあり敵でもある。
これからどうなってしまうのか、
考えていてはキリがない。
これまでやってきたことを思い出す。
今できることを考える。
晴れた空は高く、明るい。
私は大丈夫!頑張ったんだから!
新しい年
そんな響きに純粋に胸を躍らせていたのはいつまでだったんだろう?
宿題があって、家族と一緒に年を越して、元日にはちゃんと初詣に行って…
あの忙しさって幸せだったんだと思い知る。
これからは、自分から新年を迎える準備をして、新しい「新年」の定番を作っていかないといけなくなる。
そんな過渡期を味わえるのも今だけ。新しい年を大切に過ごしていきたい。
「星に包まれて」
疲れた体を寝床に横たえる
今日という日がゆっくり終わる
カーテンを開けば星空
よかったことも、そうでないことも、
小さな煌めきを見つめていると、だんだんと軽くなる
広い広い夜空に包まれて
穏やかに、眠りに落ちる。
「とてもよく頑張ったね」
はっきりとは聞こえないが、これは主人の優しい声だ。
何を頑張ったのだろう?わからない…
しかし、近頃思うように動かなかった体が嘘のように軽い。頑張ったからなのだろうか?
何故かはわからないけど、清々しい気分だ。
楽しくて、走り回る。一体いつ振りだろうか!
いつになく明るく感じる日差しを受けて、ふと空を見上げる。
優しげな光のカーテンに体が包まれてさらに体は軽くなる。
後ろを振り返ると主人がいる。どこか悲しそうだ。
そんな顔をしないで。楽しいんだよ。
想いが伝わったのか、目が合ったような感覚になる。
少し笑みを浮かべた主人に、思わず尻尾を振ってしまう
ありがとう。