12/10/2025, 10:33:01 AM
ぬくもりの記憶
ぬくもりの記憶として君を思い出したい
まだない
そう、まだないだけで
未来永劫ないと決まったわけじゃあない
まだないだけ...まだないだけだよ
12/7/2025, 11:29:59 AM
白い吐息
かじかむ指先を温めているあの子の息も
教室の窓から外を見ているあいつのため息も
いつも通り遅刻ギリギリに来たあいつの息も
ふと深呼吸してみた私の息も
その全てが白かった
匿名A「あんな、白って200色あんねん」
皆違い、皆同じ
どこにでもある冬の朝
12/6/2025, 1:36:51 PM
消えない灯り
頑張る君は太陽のように輝いた
照らされる僕は月にまではなれてなくて
君は輝き、人を輝かせ、消えることはない
消えない灯りの君よ
希望という名の光を与えた君よ
何故灯りだけを遺した
12/3/2025, 8:27:22 AM
贈り物の中身
どうでもいいよ
君がくれたから
11/26/2025, 9:59:10 AM
落ち葉の道
秋らしくなってきた秋も中頃
いつもの公園はいつも通りいつもと違う姿を見せる
ちょっと前まで碧かった葉が、暑さを奪ったが如く暖色に染まりきり秋の訪れを伝えたかと思えば、
いつの間にかその紅たちが道を覆っている
幼子でも楽しめるようにと描かれた動物の絵も
名前は知らないが何時頃に走るかは知っているあのおじさんを見るランニングコースも
ドッグランに向けた犬の足跡も
その全てが紅葉に隠されてしまった
人の努力だとか工夫だとかを隠した自然だったが、
私は心地よさを憶えた
自然に諭される人工物を捨てた不便利が
なんとも自由で、故郷にもない故郷感を届ける
ずっといたくなる安心感を与える秋よ
落ち葉の道よ 続くことなかれ