靴紐
靴紐がほどけた
涙が溢れてきた
なんで今、思い出すかな
靴紐を結んだ
涙は止まった
歩く準備は、できただろうか
枠残し
描き途中のため
君と見上げる月...🌙
君と見上げたあの月は綺麗だった...と思う
ごめん、君の横顔見てた記憶しかないや
空白
僕の空白は君で埋まるのに
君の空白は僕では埋まらないと分かってしまっては
別れを切り出すしかないじゃないか
台風が過ぎ去って
台風のような恋をした
それは突然のことで、言ってしまえば一目惚れから始まった
あの日あの時、君に出会ったその時から、
君は僕の世界の一点の光となった
冒頭のように台風で例えるなら台風の目と言ったところであろうか
真に強い光を見た
目が眩むどころか無意識のうちに向かってしまう、吸い込まれてしまうんではないかと思うほどの強い光だ
その光は今も弱まることを知らず、むしろ日に日に勢力を増しながら私の雲を晴らし照らし続けている
台風で思い出したが、世の中には
「バタフライ効果」なんてものがある
蝶の羽ばたきという僅かな風などという些細な変動が最終的に台風の発生につながるほど大きな変動を起こすという初期の変動と最終変動への増大について述べている所謂カオス理論の一例だ
まぁ難しいことはどうでもいいが私はこの恋に
「バタフライ効果」の"逆"を感じている
今までの全てがこの出会いのためにあったんじゃないかと
生まれたことも、学んできたことも、遊んできたことも、今朝靴を右足から履いたこと程度のことすらも含めて、私の今までは貴方に合うという瞬間のための過程に過ぎなかったと思えている
かつてこんなに思う恋をしたことがあったであろうか、いやない
強い光か、台風に頭のネジを吹き飛ばされたか
狂ったような恋心を抱いているが、こんなにも心地が良いのだから狂っているのもまた本望である
台風は突然やってきて突然熱帯低気圧になって去ってしまうが、私の思いが熱帯低気圧になるとしてもそれは冷めたり劣化したなどとは言えないだろう
台風が過ぎ去っても
形を変え、種類を変えようともこの思いが終わることはない
低気圧より先に私の頭を重くさせたのは光だった