惨めジメジメシニフィエ

Open App
4/11/2024, 11:51:41 AM

ー言葉にできないー
今年の4月1日から社会人として働き、覚える事が多い中趣味の読書をしている。だが働く前と後では趣味に対する熱意に開きがあった。読書家と言える程本を読んだ事は無いし、人生観を揺るがすほど私に影響を与えた本にも出逢っていない。それでも本に対する執着は凄まじく、一度本屋に行けば最低でも三時間は離れられない。きっとただ暇だったのだろう。趣味と呼ぶからには生活世界の根元まで絡みつく己を構成する一部でなければならないのに、たった1週間と少しの間に自分だと呼べるものが須臾に消え去った。
いや違うね。最初から趣味じゃなかったのさ。読める環境にありながら読まない選択をしているのは、本は買うのに積んでしまうのは、読書じゃなくて本のコレクションが趣味だからさ。購入それ自体が欲望だったから依然私は私のまま。だからそのままでいい。

いい訳が無いよなあ。常々こんな自分を変えたいとか思ってるけど、思ってるだけなんだよな。
一体どーしたらいいのかね。
言葉に出来ねえ…というか言葉が出ねえ…

11/29/2023, 6:49:21 PM

春は沈黙し、夏への扉は閉ざされた。10月はたそがれの国。闇の左手でさらに奥へ。国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
ウィルソンの霧箱で放射線がみえる様に、吐いた息の行方を伺える。すぐに息は霧散した。五十の星と一つの丸い日が空にある。永遠に輝けることを願って、
私は祈祷した。やがて千羽の鶴が空へ羽ばたいた。

7/15/2023, 1:37:34 PM

リアプノフ安定みたいな生き方は終わりにしよう。
人生は根源的に連綿と続く揺れ動く革命である。
「日常」の頭にいつ非が蒙るか、それを知るのはヘプタポッドの円形のロゴグラムを習得した者だけである。
むむむ…胸がときめくっ!!!これは、恋の鼓動!!

7/12/2023, 7:44:37 AM

様々な欲望の流れと絶えず繋がり切断する。乳房はミルクを生産する源泉機械であり、口は乳房という機械に接続される器官機械である。エネルギー機械に対して、器官機械があることは、常に流れと切断とがある事である。

このような摩訶不思議で荒唐無稽とさえ思えてくる言説を送ってくる軽佻浮薄の友人がいる。意味を尋ねても答えは返ってこない。彼は語の組み合わせのみに拘っており文が持つ意味を等閑視しているからだ。
水を分解したのならそれは水ではない。
彼は私のようだ。
だが、私は彼だ。
成程、だから似ていたのか。
このようにして、ラインを断絶して繋げていく。
ツギハギの文は醜いフランケンシュタイン。
パトラッシュ眠くなってきたよ。

7/6/2023, 7:19:16 AM

過去というのは、過ぎてみればたとえどれだけ過酷な、惨憺たる光景でさえも美化されて人々の記憶に棲みつく。そうしなければ生きる事をしなくなってしまうだろう。経験されたものに関して我々は反復できない時、私という外部とは共有化し得ない想像の中で再現され、劇場を開く。再現という語が示すのは、現実に起きたことであろうと真実でなくなる記憶を基底としたフィクションである、という事を意味する。劇場と記してみせたのは過去は喜劇あるいは悲劇に変貌させられるからである。その変貌を美化と呼ぶ。美化された記憶は虚構なのだから外部に滲出すること無く内部で完結する。
我々はこうして今を生きていく事が出来るのである。
ピダハンは星空を見ない。見るのは現在だけだ。

Next