#64 別れ際に
[貴方に届きますように]
別れ際に、
ありったけの感謝の気持ちを込めて
相手の心に語りかける。
貴方に出会えて幸せだ。
貴方への恩は、一生忘れない。
最大限の敬意と感謝の気持ちを伝えたい。
出会いと別れは、一瞬。
けれど、
貰った恩は、計り知れないくらい大きい。
死ぬまでに返しきれるかな?
返しきれなかったら、
死後に利子付きですよね?
生きている間に、一所懸命恩返ししますね。
#63 通り雨
[救いの傘は]
雨が来た。
救いの傘は、自分に使った。
雨に打たれなくて良かった。
けれども、隣に雨に打たれて瀕死の人が居た。
雨が止んだ。
救いのお日様が、ちらり。
温かくて、嬉しい。
隣の人が、パタリと倒れた。
雨が来た。
救いの傘は、他人にあげてみた。
雨に打たれて寒い。
けれども、心は温かい。
雨が止んだ。
救いのお日様が、姿を見せる。
助けた人に感謝された。
とっても温かくて、嬉し涙。
#62 秋🍁
[柿の栄枯盛衰]
柿を見ると、
子供の頃みた柿の木を思い出す。
季節が暖かくなると、
若葉に生い茂る柿の木に見守られて
のびやかに駆け回る。
秋になると、一斉に柿が実る。
だいだいいろに染められて、
美しく立派に育った柿を
下から見上げてみる。
私もこんなに立派になれるかな?
と夢を見る。
やがて、熟れて地に落ちた柿を
上から見下ろす。
栄えるのは刹那、衰えるのも一瞬だ。
栄華は儚く散ってゆく。
この世の厳しさに切なくなる。
もうすぐ冬が来る。
冬が過ぎれば、新たな命が芽吹き出すだろう。
時の流れは、無常だ。
人の世も、柿と何ら変わりない。
せめて、命がある内に、
思いっきり生き切って魅せたい。
#61 声が聞こえる
[言葉にならない声を拾いたい]
誰かのそばにいると、
言葉にならない声が聞こえる。
辛い、助けて。
私も笑顔になりたいよ。
言葉では伝えられない想いは、
心の中で相手に語りかける。
辛いね。
助けられなくてごめんなさい。
貴方の心が
無事におだやかになる日が来ますように。
生きていてくれてありがとう。
言葉にならない声は、
心の中だけでも声を拾いたい。
#60 秋恋
[お気に入りのテーブル]
最近、
一目惚れして折りたたみ机を買いました。
机一つ変えただけなのに、
作業の進行率が段違い!
この机と共に、
今まで触れてこなかった分野の学習を
進めていけそうです。
読書の秋らしく、
まっさらな机上でまだ知らない世界に触れたい。