『空はこんなにも』
目覚める トイレに行く
カーテンを開ける まぶしい
静かな朝が 騒ぎ始める
カラスが ゴミを漁る
ふと、見上げた
空はこんなにも
動いているんだなぁって思う
私の知らない世界で
働く 休憩する
ランチする時間 孤独だ
隣の席は 会話が弾む
思わず そとに出る
ふと、見上げた
空はこんなにも
なんにも無いんだなぁって思う
すべてを手放したみたいに
眠れず お酒を飲む
ネット記事や動画 眺める
ベランダに出たら 月あかり
だれかが 働いてる
ふと、見上げた
空はこんなにも
やさしく見てるんだなぁって思う
希望があるって言うように
『子供の頃の夢』
子供の頃の夢?
ずっと子供のままでいること
働かないでいいし
ずっと遊んで死ぬこともない
大人に夢はある?
ずっと疲れて尽くしてばかり
家族は奪うだけで
老いて醜いバケモノになる
子供に帰りたいか?
帰りたいけど、帰りたくない
出会った人がいるから
それを忘れるなんて出来ない
大人になってみて?
やっぱ苦しい、残酷世界
それでも分かるんだよ
みんな仲間で、おんなじなんだ⋯と
『どこにも行かないで』
人生は川のようです
今も未来も過去になる
大切な物は壊れて
うばい盗られる何もかも
生きるとは嘘を吐くこと
だって全ては幻です
分かってる⋯けれど誰もが
いろんな役を演じてる
「どこにも行かないで」
少女のように泣いてみた
愛なんていつも裏切る
信じるヤツが馬鹿をみる
「どこにも行かないで」
そうよ自分に言っている
醜い大人になってく
誰かが見てると、想像して
『きみの背中を追って』
きみは死にたいと言う
生きる理由がないと言う
ぼくは死ぬのが怖い
もっとゆめが見たいんだ
死とは御守りと言う
それを希望に生きてる⋯と
ぼくは想像してた
生死、ふたつの、その世界
きみの背中を追って
まるで探偵、のぞいてる
微妙な笑顔にトキメキ
暗い目線に涙した
生きて欲しいって思う
それは傲慢、なのかなぁ
ぼくをひとりにしないで
きみの未来が見たいんだ
それが今のぼくの夢
意味で、理由で、幸せの場所
『好き、嫌い、』
右とか左とか
天とか地とか
あまい、しょっぱい
好きや、嫌いも
女とか男とか
白とか黒とか
成功、大失敗
不幸や、しあわせも
まるで太陽と月のよう
けれど、ともに宇宙(そら)にある
僕らはいつも、下にいる
答えは星の数ほどあって
見ている奴らもいっぱいいるんだ
僕らは自由で、明日がある
好き、嫌い、
心が動いて苦しくなるけど
今日を生きよう
その下で