『ただ君だけ』
SNSやテレビの向こう
外に出たならこの空の向こう
数えきれない たくさんの人
それぞれ生きてる 何かを守って
残酷だけど どうでもいいんだ
じぶんのことで いっぱいなんだ
ただ君だけ ただ君だけ
ただ君だけ 気になるんだ
家路の車内で 混んでる中で
夕陽を見つけて 思わず泣いてた
これが愛かは 分からないけど
君の声を 早く聴きたい
『未来への船』
ただ一瞬で飛んでゆく
まんがのような装置があれば…
こんなに僕は苦しまず
生きてゆけるのだろうか?
信じていないわけじゃない
例え浮気も許すと思う
こんなに君をあいしてる
なのにざわめく…夜が来る
奇跡という めぐり逢いで
未来という 船に乗った
それは素晴らしい サプライズ・ショー
豪華客船 そらを翔んで
楽しんでたら いつしかひとり
きみを探すけど どこにもいない
ただ一瞬で飛んでゆく
まんがのような装置があれば
依存する僕が悪いんだ
きみが消えれば 砂の船
『静かなる森へ』
あなたの未来は
空ですか 海ですか 森ですか
手でつかむためか 見下ろすためか
その夢は上空にあり 翼で飛んでゆく
孤独な旅であり 眠れば堕ちる
たどり着くためか 幸せのためか
その愛は彼方にあり この海を泳いでく
家族を守るため 自分は棄てる
受け入れるためか 深く眠るためか
わが人生は森にあり 深緑を進んでく
永遠の一部になり 命の餌になる
あなたが望むのは
空ですか 海ですか 森ですか
空から堕ちて 海で溺れて 静かなる森へ
虫や鳥や獣たちに 挨拶をする
木漏れ日か涙なのか
それでも私は
夢を見る
『夢を描け』
歌やお絵かきや かけっこに水泳
勉強に球技に 料理にダンス
なんでも上手な 友達がいた
なんでもどんくさい わたしがここにいる
家業を継ぐとか 両親のようにとか
あこがれを夢にする それさえも出来なくて
なんのために生きてるの 出来損ないなの?
底辺で意思を捨て 機械として動くだけ
いつからか金のため 働いて眠るだけ
缶ビールかアイスクリーム 贅沢はそれだけで
子供にはウソを吐く でっかい夢を描け
呪いの呪文だと 知っていて叫んでた
でっかい夢を描け でかいほど苦しんで
それはそう、ゾンビゲーム 仲間を増やしてく
産まれた意味、生きてる意味、意味ってなんだ
きっと、そんなものはないんだよ
いま、楽しいか?
ぐだぐだ悩むより ドキドキしよう
疲れたら眠るだけ 2つあれば最高だ…
詩『届かない……』
1階、2階、3階、
人生は建築さ バベルの塔さ
届いた!って思ったら
更に上があり 戦いもある
10階、20階、30階、
誰かを追いかけ 真似て生きてみる
世界を見下ろせば怖くなる
引き返せない 上がるだけになる
40階、50階、60階、
気づけば、ほら、誰かが飛び降りた
夢も愛も傲慢なのか?
それでも僕らは 上がるしかないんだ
70階、80階、90階、
何かに気づいたり 悟りを得てるだろうか
体力も尽きて死を受け入れて
それでも天への憧れに…上がるだろう
100階、200階、300階、
まさに亡霊だ 届かないから…
「生きたいんだ!」