『大好き』
「大好き!」って言いたい
いくつになっても
「大好き!」って言いたい
どきどき、恥ずかしい
子供つていいよな
大人は辛いよ
子供っていいよな
いいわけ、できないよ…
大好きって感情が
責任になってくる
大好きって感情が
簡単に、言えなくて…
大好きなんだ、きみのこと
無邪気に言いたいよ
大好きなんだ、きみのこと
そこから、考えたい
大好き! デートをしよう
ジェットコースターは苦手だけれど
大好き! キスしてみよう
いつでも、きみのそばがいい
死ぬ時まで、きみのそばがいい、なぁ~
『叶わぬ夢』
引きっぱなしの布団の上
小さな部屋のすきま風
右手を伸ばして空気をつかむ
風呂に入るか?⋯三日ぶり
薄いカーテン開けても暗く
車や工事や人の声
お米は高くてとっくに買えず
お水でお腹を満たしてる
贅沢なんだろうか?
僕の夢見る生活は
どうすりゃいいんだろうか?
税金だけは振り込んだ
叶わぬ夢なんだろうか?
何の才能も無いけれど
このまま老けるんだろうか?
努力が足らないと
思い泣く
夜は遅くにスーパーに行き
半額シールを探してる
それが唯一、楽しみなんだ
レジは自動で会話無し
贅沢なんだろうか?
半額弁当食べること
どうすりゃいいんだろうか?
暗い夜道はまだ寒い
叶わぬ夢なんだろうか?
まるでゴキブリ以下だけど
それでも夢見ちゃダメかな?
努力が実るって
思う未来
『花の香りと共に』
おもいでは
花の香りと共に
かなしみも
花の香りと共に
エプロン姿の君の背中
邪魔していつも怒られた
いろんな場所へと出掛けるたびに
出店で買ったジャンクフード
春には春の香りがして
夏には夏の匂いがある
秋には秋をいっぱい嗅いで
冬には冬を鼻腔で感じた
会いたくて
花の香りと共に
今夜だけ
花の香りと共に
そばに来て
君の香りの花を…買うから
そばに来て
月の命日だから…「愛してる」
『心のざわめき』
森林を揺らし 動物は追われ
鳥は羽ばたき 子犬が吠える
まるで殺し屋から 逃げてるようね
ドキドキ隠れて 耳をすました
それが恋なんだ もう恋をしてる
嵐のように 無茶苦茶なんだ
まるで馬鹿げていて おお恥じかいて
勝手に泣いては 地獄に落ちる
ざわめいて ざわめいて
心のざわめき 抱きしめて
近づいて 近づいて
あなたの吐息が かかるほど…
ざわめいて ざわめいて
心のざわめき 止まらない
kissしたい kissしたい
窒息するほど 狂うほど…
『君を探して』
正義の殻に ネットの溝に
大衆の影に マスコミのフリで
隠れてるんだ 怯えてるんだ
震えてるんだ 凶器を握り
米粒よりも 蟻ん子よりも
雪より儚い 命のままで
それでも世界は それでも地球は
それでも社会は それでも笑ってる
君を探して 生きてた気がして
出会えた今日を 記念日にして
君を探して 小さな奇跡が
消えそうな僕を 走らせるんだ
君を探して 愛してるんだ
世界を蹴飛ばし 二人きりで