『透明』
人類はついに 透明になった
無関心は他人を 消し去ってゆく
亡霊のような 取り憑く奴も
透明なバケモノ 生きてはいない
見えてるものに こだわって
確かなものに すり寄って
得られるものは 透明だ
未来は透けて 下心も透けて
孤独が夜の窓 よく映るんだ
触れてるものを にぎりしめ
嗅いでるものに 癒されて
信じることが 色なのか
愛することに のめり込み
疑うことに 疲れ果て
透明になって さまよった
人は透明だった
愛もこの世も透明だった
鼓動だけは違った
その声も
音で、声で、拳を突き上げろ!
『終わり、また初まる、』
終わり、また、ハツ?まる
えっ? 始まると間違えた?
初まる…も言わないわけではないか~
でも使う?
わたしは使わないけど
そこに意味があるのかなぁ~
どうしちゃったのー?
お疲れーですか~!!!
それとも、わざとたくらみましたか?
まぁ、でも、それに乗らないで
始めるで、考えよう!
終わりがあれば始まる
悲しいけど、少し期待もする
終わりがあれば始まる
時にそれが、こころを壊しもする
私は変化に弱い
対応できず、今はひきこもりだ
年度末、そして四月
卒業式と、新天地での出会いだ
終わり、また、また、また、始まる
ひきこもっても思う
春はなんか、希望の匂いがする‼️
『星』
それは、宇宙の内臓、臓器
そして、想像より、はるかに大きい
それは、孤独や死ぬ直前、かもしれない
それを、綺麗だね、言ってるとしたら
星を、見上げている今夜、久しぶり
そうさ、そんな余裕、無かった辛くて
人も、勝手にいろいろ、言われる
だれも、僕のこと、分かるわけないのに
星が、キラキラと輝いてる、たくさん
1人じゃ、ないんだね、みんなに会いたい
『願いが1つ叶うならば』
願いが1つ叶うならば
願いを100個叶えて下さい
願いの100個目私は言うの
願いを1000個叶えて欲しい…と
願いの1000個目おどおど頼む
願いを10000個…泣いてもいいわ
願いが1つ叶うならば
永遠に何度でも叶えて下さい
貪欲だねと笑って下さい
宝は手放す時が辛い
あさましいねと見下せばいいわ
他人の悪意は願わないから
『嗚呼』
喜怒哀楽を「嗚呼」だけで
表現してゆく オーディション
いろんな角度で 多種多様
答えの多さが この世界
才能ある奴 ボンボンに
努力派、素材派、地獄絵図
喜怒哀楽を「嗚呼」だけで
足したり掛けたり 回してる
短いポエムが 嗚呼ならば
赤ちゃんも老人も 詩人です
ココロがあるなら 誰だって
役者で詩人で 只の人
最終選考 発表まえ
司会がお辞儀し 言いました
「あなたの人生を見てました」
嗚呼だけで伝わった その方は……