『芽吹きのとき』
急に舞台に上がって
セリフ1つもしゃべれない
怒号、罵声の、客席が
にじむ涙で遠ざかる
罠や虐めや悪運が
なんの罰か?と思ってた
神も恨んで悄気ていた
それが試練と知らないで…
芽吹きのときはやってくる
春は必ずやってくる
まぶしいステージ、真ん中で
床を見つめて泣くばかり
芽吹きのときが来たならば
過去の私を信じたい
腹から声出し、届けたい
両手広げて、歌いたい
芽吹きのときはやってくる
恋や夢にもやってくる
悲惨な日々さえ、味方にして
届け!あなたに、この世界に…
『記録』
記録とは命だ
自分の心に、誰かの心に
生きるとは記録だ
承認されなきゃ亡霊だから
記録更新したくて
人って毎日、がんばっている
名前無き花には
なれそうにもない、不安だから
むなしくて悲しい
僕達は何もない、ただ生きているんだ
記録することだけが
自分を愛する、弔いになる
『さぁ冒険だ』
なぜ学校はあるの?
勉強しなきゃダメなの?
集団生活、嫌なんだ
競い合うのも、気が狂う
なぜ働いているの?
みんなを真似して生きるの?
本当に大人は幸せなの?
誇れるほどの人生なの?
不登校になれば
原因と解決を求められ…
生きてるだけだと悲観する
親の苦しみ、子は見てる
夢は元気をくれる
なれない挫折で死にかける
このままでもいい、ウソを吐く
さぁ冒険だ、死ぬ日まで
『一輪の花』
一人ぼっちでも胸を張り
花を咲かせる人が好き
一人ぼっちでも迷わずに
意見を言える、すごいこと
一人ぼっちでも折れなくて
自分らしさを愛せてる
一人ぼっちなら群れたくて
僕は自分を否定する
一人ぼっちから抜け出せず
何度、死にたくなっただろう
一人ぼっちだと、君は言う
それがこの世の素晴らしさ?
やりたいことをやればいい
気兼ねをせずに屁もこけ…と
一人ぼっちでも空を見る
つながる誰かはきっといる
『魔法』
科学は魔法のトリセツで
魔法は夢の設計図
宇宙は無限のクリエイター
けれど自由は拘束帯
魔法を君にかけたくて
隠れて練習ばかりして
ワクワクそれが魔法なら
笑顔が魔法の卵だね
レンジもスマホも自動車も
現代人は魔法遣い
魔法が願いと言うならば
愛こそ近い存在だ
魔法を僕にかけたくて
勇気を出せよと言いたくて
ドックンドクン、笑ってよ
幸福魔法の最上級