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8/8/2023, 11:22:05 PM

蝶よ花よと育てられ、私は家を出た。
いわば私の両親は過保護だったのかも知れない。一人っ子だったとは言えど
あまり友達とも遊べず、
この間までご飯も炊けなかったのだ。
両親はひたすらに愛をくれるだけであった。
一度触れれば
飲み込まれてしまうような、
気持ちの悪い愛情なんていらない。
私は転んでも見守ってくれる親が良かった。
両親は早速お付き合いしている人はいないのかとメールをしてくる。
悪いが男に愛を与えることが
怖くなってしまった私が
結婚なんてするはずがないだろう。
むしろそれで良い気がする。
それが唯一の反抗である。

両親に感謝を伝えることは
言葉の花束を贈っているようなものです。

8/7/2023, 12:33:57 PM

最初から決まっていたんだ。
僕ではないって。
それでも、それでも、少しだけ、
期待してしまっただけ。
放課後の校庭。
そういえば
憎たらしい夕日が嫌いであったことを
忘れていた。
高校三年の夏。
僕は顔を濡らした。

淡い期待を抱いてしまうということは
もう少し努力できたということです

8/4/2023, 11:38:55 AM

つまらないことでも、
やりきらなければなりません。
「どうして?」
渡された課題は期限を守って
こなさなければなりません。
「どうして?」
休まず来なくては行けません。
「どうして?」

つまらないことはやりたくないし、
課題なんて
好きな時にこなした方が上手く行くし、
辛いと感じても行かなければならないの?

貴方の当たり前は立派なものです。

8/3/2023, 11:12:54 AM

目が覚める前に、此処から出なくちゃ。
コンクリートで囲まれた廊下を必死に走る。
早く、早く、
もっと前に、
追っ手が来る。
それまでに出ないと
起きれない気がしてならないのだ。
早く、早く、
走れ、もっと、
追い付かれる。
見えた、扉だ。
閉まってしまう前に、行かなくては。
駆けろ、二度と起きれなくなる……。

夢に取り残されないように、
明日も無事に戻ってきてくださいね。

8/1/2023, 12:06:18 PM

明日、もし晴れたら
電車で遠くへ行こう。
山を登って滝を見よう。
きっと自然を感じられる。
浜辺を走って海に入ろう。
きっと自然に笑えるから。

「明日、もし晴れなかったら?」
私はそう言った。
すると彼は

「其処から飛んだら良いさ」
とまるで他人事のように笑った。

人生は大半が賭けである。
そう思いませんか?

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