孤独には、
生まれたときから慣れてる。
ひとりぼっちでいることに、
何の疑問も持たなかったし
それが当たり前だったから。
なのに 急に現れて
気持ちを掻き乱されて、
いつも心を揺さぶられて、
今までのように行かなくなって、
自分で自分じゃないみたい。
あなたがいなきゃダメで、
居てくれなくちゃダメで、
どうしようもなくなった。
あなたと一緒にいたい、
あなたとなら。
- 二人ぼっち -
日曜の夜が更け行く。
他人(ひと)に頼れない頑固さと、
弱みを見せられない精一杯の強がりを
拗らせて、やり過ごして、
やっとの思いで 終わる週末。
明日は、ようやく また逢える。
五十数時間の空白に、
寂しすぎて目を背けながらも
あなたへの想いを傾けて。
日付変更線を跨いだら、あと少し。
顔を見たら きっと、
思い切り泣いてしまいそうだけど
ぐっと堪えて笑顔でいよう。
そうすれば きっと、
あなたは抱きしめてくれるから。
やさしく そっと、
頬を撫でてくれるから。
- 胸が高鳴る -
身分、格差。
生まれ落ちた家や環境。
家族との繋がりから、
周囲の人間関係。
生まれた時代も、
何もかも。
違いすぎて、遠すぎて。
どれだけ想いを馳せても
追い付けないし、交わらない。
同じ旋律にすら乗ることさえない。
違いすぎて、遠すぎて。
不協和音を奏でるだけの、
そんな二人なんだよね。
わたしたちは
きっと、ずっと。
- 不条理 -
やっぱり、
あなたのことが好き。
もう逢えないのかと思った。
どこか遠くへ行ってしまって
二度と声すら聴けないかもしれない、って
不安で、怖くて、仕方がなかった。
よかった。
ここにあなたがいてくれて。
ひとり不安で
タクシーに飛び乗ったけれど、
あなたが待っててくれたから
もう大丈夫、と素直に思える。
やっぱり、
あなたのことが好き。
星が溢れるこの夜に、
あなたの指が触れたこと。
あなたの瞳にわたしがいること。
星が溢れるこの夜に。
- 星が溢れる -
カーステレオから流れる曲を
一緒に口ずさみながら
ふたりで過ごす
毎週末のドライブ
あのトンネルを抜けた先には
キラキラと一面に広がる青い海
何気ない会話も
ふとした瞬間の沈黙も
途中のコンビニで買うサイダーも
たのしくて
やわらかくて
あたたかくて
たいせつで
ずっと、ずっと、これからも
ずっと、ずっと、続きますよう
何も特別なことはいらないから
ずっと、ずっと、このままで
ずっと、ずっと、変わらぬままで
ずっと、ずっと、あなたの隣で
- ずっと隣で -