さく

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12/14/2024, 7:43:47 AM

コポコポと音がする。
ドリップコーヒーにお湯を注ぐ音だ。

11/27/2024, 4:05:22 PM

 抽象的なお題ばかりだなぁ。
と、ふてくされる。
 
 愛情とはなんぞや。

 これは紛れもなく!と思ったら、ただの恋慕だったり。
 過去を振り返ってみた時に、「あれって愛がなくてはできないよなぁ」としみじみ感じたり。
 向こうが思いも寄らない所で感じていて、後になって聞き「え!あんな事で?」と拍子抜けしたりする。

そう考えてみると、瞬間的に沸き起こるものではなくて、長い時間をかけて滲み出てくるものなのではないか。 

 ぬか漬けの旨味のように。

 濃すぎても薄すぎてもだめ。ちょうど良い塩梅を見極めるのが大事。

 与える方も与えられる方も、じわぁーっと出てきた旨味を味わうと、なんだか心がホカホカするのだ。

11/9/2024, 1:54:10 AM

意味があること
意味がないこと

誰がわかるかそんなもん

勝手に決めつけられるなんて
勝手に決めつけるなんて
大きなお世話
 
赴くまま 行けばいい
赴くまま させればいい

11/5/2024, 3:44:02 PM

 「ワハハハハ!」

  TVから大勢の笑い声が聞こえてくる。
漫才師が観客を賑わせているのだ。
 ソファに座っていた俺は、思わず笑って、妻の方を向いた。

 シュッ。シュッ。

 妻は、ダイニングのテーブルにへばりつくように、布を広げて作業をしている。線を書く折にチャコペンを布に走らせる音だ。作業をしている妻の顔は、恐ろしく無表情だった。

 空中に放ってしまった自分の馬鹿笑いが、乾いてパラパラと落ちるようだ。
 慌てて妻が怒りそうな今までの自分の所業を振り返る。

 …どれだ?

 考え得る全ての扉を開いたが、見つからない。まだ、自分が気付いていない妻の地雷への扉があるというのか…?

 その時、パンッと定規を置く乾いた音がした。

 「よし!一区切りついた!お昼ごはん何が良い?」
 妻は清々しいほどの笑顔で俺の方を向いた。

 リビングの窓から差し込む日差しが、暖かく感じられた。
 

11/4/2024, 3:19:53 PM

なになに?
今日のテーマは

『哀愁を誘う』

だと?

そんな物悲しい気分にさせる言葉など、俺はぜってぇ使わねぇ!
俺は「哀しみ」なんて言葉は似合わねぇ男よ!ポジティブシンキングな男なんだよぉ!


 駅前は、今から家路につくであろう人々でごった返していた。
彼は、寒空の下、噴水広場の前でいきなり叫んだことになる。
突然、わけの分からないことを叫んだその男を、通りすがりの人々は訝しげに見ていた。

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