【終わりにしよう】
戦争の話
主の考えで作られているので
「は?当たり前だろ。作者何言ってんだ?」
と思っても、「馬鹿だなコイツ」と思っていて
ください。
「なぁ。もう終わりにしようぜ 」
2年前からつづく戦争
始めたのはこっちからだ。
相手の国の資源が欲しいから。
そんな理由で総統は戦争を始めた。
総統に命令、敬語を使わずに喋れるのは
俺と、総統の右腕の奴だけだ。
右腕の奴に言ってもらう方が、総統を説得出来るが、右腕の奴は総統の言っていることは全て正しいと思っている奴だから言わないだろう。
「何でだ?」
なんで分からないんだろう。
お前のせいで、罪のない人が大勢亡くなってるのに。
相手の国は資源を渡すと言っているのに。
お前は
「資源じゃ物足りない。土地も欲しい」
と言い出した。
「700万。これ何の数字か分かるか?」
俺は言いながら紙を机に置いた。
「700万?相手国が差し出す金か?それとも資源の量か?まぁなんでもいい。降伏しても、関係ない。戦争は続けるぞ」
は?ふざけるな。
怒りを抑え、冷静な声で言う。
「今時点での相手国の死者だよ。」
その中で一般市民は半数を占める。
「くははははははっ。そうかそうか。もうこんなに死んだのか。可哀想に」
可哀想と言っているくせにニヤニヤして、声も嘲笑っている。
なんでこんな奴に着いて来たんだろうか。
もう耐えられない。
俺は銃を総統の額にくっつける。
「な、なんのつもりだ。俺に逆らうつもりか?
あ、あいつを呼ぶぞ。いいのか?良いんだな!」
面倒くさ。ちょっと嘘つくか。
「お前の右腕なら死んだよ。さっき連絡が来た。」
総統は真っ青になる。
「嘘だ。あいつは……違う。俺の駒だ。あいつは、俺の駒だから、勝手に死なん…」
味方を駒として扱う。まぁ少し信頼してるようだな。
「ま、生かす選択肢なんて無いんだけどね〜。それじゃさよなら
バァン
総統の額から赤い華が咲く。
「あ、脅して、戦争を辞めるって文書かせりゃ良かった」
過ぎたことだから良いか。
これからどうしよ。
まぁどっか適当に歩いていこうか。
【子供の頃は】
え?子供の頃の話を聞きたい?
…今も子供なんだけど?
ピッチピチの子供なんですけど!?
そんなに年取ってないけど!?
…幼稚園の頃はさ
俺頭良いんだぁ!とか俺中心に周りの人は
全員俺を常に見てくれてる!、俺はみんなより優れてる!ってずっっと思ってた。
でも中学受験をすることになって塾に入ったらさ
テストで満点取るのが当たり前って人が居てさ、
頑張ってもその人に点数で勝てたことが無かった。
習い事でもそう俺よりも上手い人が居てさ
みんなその人を見て、俺は常に蚊帳の外だった。
中学受験する人って精神年齢が高いって言うけど
俺はその中でも低い方だったんだなって痛感したよ。
今でも思う。
クラスメイトよりも俺は幼稚なんだなって。
【誰にも言えない秘密】
秘密?いっぱいあるよ
小説をネットに投稿してる事とか
中間テストで学年ワースト█位に入っちゃった事や
他人に依存しちゃう事とか色々あるよ?
え?誰かに言ったことあるかって?まぁあるよ。
小説とか依存は友達に言ったし、テストも親は知ってるよ?
「『誰にも言ってない』秘密」は?
え〜
なんだろ?
あ、あったわ
知りたい?え〜
絶対引くよ?キモって言うでしょ?
普通じゃない、異常だ って言うでしょ
いいの?
実はさ
自分トリコフィリア(頭髪性愛)でもあり、エメトフィリア(嘔吐性愛)でもあり、ヘマトフィリア(血液性愛)でもあるんだ。
絶対秘密だよ?
(逃れられない呪縛)
重大なミスをした。
被検体に逃げられてしまったのだ。
所長が出掛けてる間に
手の力を少し弱めた瞬間
するりと
こんなことがバレたらタダじゃいられない。
処分される
〔や、辞めて、ください。す、すみませんでした。〕
[君が悪いんだよ〜ちゃんと見てないと ]
〔ど、ドアが開いてたことに気づかなくて…〕
[えぇ〜。言い訳は要らないよ。]
処分される同僚の声と所長の声が頭に響く
こうしちゃいられない
早く 早く 逃げなきゃ
荷物をまとめて
大きな袋に最低限の物を詰めた。
水溜まりを踏もうが、誰かにぶつかろうが
気にしない。そんなことより逃げることが大事だ。
出口が見えてきた。
〔もう少しで逃げれる…〕
そう思った瞬間手首に鎖がかけられた感覚がした。
『?!』
驚いて手首を見ると何も無かった。
『げ、幻覚?』
なぜ幻覚が見えたのかそう思った時ある考えが
浮かんだ。
『ま、まさか』
[君の薬も増やさないとね]
ある日の所長の言葉が頭に響く
『あぁそうか。もう私は逃げれない。あの所長から』
(突然の別れ)
今日もいつも通り学校から喋りながら帰って、
家に帰ったらLINEで推しの話を夜中までして
明日学校で寝ちゃうかもねって言って寝る
…はずだったのに
「は?」
目の前には倒れてる君がいる。
身体中から血を流して
周りの人の声は聞こえなかった。
「ね、ねぇ。目開けてよ。大人になったら2人で
旅行行くっていう約束あるじゃん。
ま、まだ学生だよ?ねぇ、起きてよ!」
言ってる間にも制服のシャツの綺麗な白が赤に
染まっていく。
「もう助からないんじゃ…」
そんな言葉が聞こえた。
他の言葉は聞こえないのにその言葉だけが聞こえる。
頭の中に響く
『もう、助からない』
涙が溢れる。
いつだっけ
君が言ってたのは
『別れってね突然なんだよ』
「ほんと、そうだね
別れって突然なんだね」
身体の中の水分が無くなっただろうと思うほど泣いた