(突然の別れ)
今日もいつも通り学校から喋りながら帰って、
家に帰ったらLINEで推しの話を夜中までして
明日学校で寝ちゃうかもねって言って寝る
…はずだったのに
「は?」
目の前には倒れてる君がいる。
身体中から血を流して
周りの人の声は聞こえなかった。
「ね、ねぇ。目開けてよ。大人になったら2人で
旅行行くっていう約束あるじゃん。
ま、まだ学生だよ?ねぇ、起きてよ!」
言ってる間にも制服のシャツの綺麗な白が赤に
染まっていく。
「もう助からないんじゃ…」
そんな言葉が聞こえた。
他の言葉は聞こえないのにその言葉だけが聞こえる。
頭の中に響く
『もう、助からない』
涙が溢れる。
いつだっけ
君が言ってたのは
『別れってね突然なんだよ』
「ほんと、そうだね
別れって突然なんだね」
身体の中の水分が無くなっただろうと思うほど泣いた
5/19/2023, 11:04:11 AM