『今日の心模様』
澄み渡った青空のように
清々しい気持ちで目覚めても
ぽつり…と ひとつ
小さな悲しみが降れば
どんよりと暗く曇っていく
それは仕方がないこと
雨が降るように当たり前に
悲しみは突然やって来る
だけどいつか雨は止み
洗い流された世界を
陽の光が照らし出せば
雨が降る前よりもずっと
キラキラ輝いて見える
だからころころと変わっていい
空模様も心模様も素直でいい
『雫』
っ
ぱたっ ぽちゃ
ぴっちゅ ぽとぱたっ
とたた… たっ たた
ぴった とと…ぱ
ぱちゅん
・
・
・
お喋りしてる
「何もいらない」
何もいらないなんて
心の底から言えたのなら
どんなに幸せだろう
週末は本を買いたい
春物のワンピースがほしい
早く暖かくなってほしい
アラームをかけずに眠りたい
あの人に会いに行きたい
毎日がそんな望みで溢れて
例えそれが叶えられたとしても
きっと尽きる事はない
だけど全てが満たされたとしたら
満たそうとしなくてよくなったとしたら
どんなことにも意味がなくなって
怠惰に息をするだけになってしまいそう
それはとても悲しい事のように思う
だからなんだろうねぇ
幸せになろうとする事自体が
幸せという事なのかも知れない
なんとなく生きる力って
そういうものなのだろうと思う
『もしも未来を見れるなら』
私は割と、ネタバレが好き。
それが例え、どんでん返し系の映画やミステリー小説であっても、ネタバレを見てからの方が楽しめたりする。
多分、先がわからない不安や、予想外の驚きによる不快感が、展開を予想する楽しさよりも上回っているから。その結末に至る経緯の詳細を知る事に楽しみを見出しているのだと思う。
だから、未来を見られたとしたら、不安が減る事によって、より今を楽しめるような気がする。
まあ、いつかみんな死ぬのは決まっているのだから、ネタバレしてるっちゃしてるんだけど。
だったら取り敢えず、不安は見えないふりして今を楽しめばいっか。
なんて思う。
『神様へ』
どんなに願ったとしても
叶わない事もあると
もう思い知っているから
あなたには頼まない
ここにあるのは紙とペン
小さく願いを書いたら
こっそり紙飛行機を折って
そっと空へ飛ばしてみる
それは誰にも願わない願いで
未来の自分と果たす約束