#空模様
晴れの日には何ができるだろう?
君と外へ遊びに行けるだろう。
公園に行こう、買い物に行こう。
雨の日には何ができるだろう?
家にこもって君とゲームができるだろう。
一緒に映画も観よう、ご飯を作ろう。
雷の日には何ができるだろう?
怖いから君と布団を頭まで被って肩を寄せ合うだろう。
音楽を一緒に聞こう、一緒に寝よう。
雪の日には何ができるだろ?
君と一緒にコタツに入ってあったまろう。
一緒にお鍋を食べよう、君と小さい雪だるまを作ろう。
どんな空模様でもあなたがいてくれるから私は、好きだ。
#鏡
私は、鏡を見るのが嫌だ。
醜い私を見るのが嫌で吐き気がする。
それでも、鏡は嫌でも目に写る。
その度になんで私なんか生まれてきてしまったのか、神様が間違えてしまったのではないか。
そう思った方が楽になれた。
それでも、こんな私でも愛してくれる人が居た。
優しいあなたは、私になんか不釣り合いなはずなのに。
隣を歩いてくれるあなたはいつも胸を張って笑っていてくれた。
だから、私も自然と胸を張って進むことができるようになった。
そして今鏡を小さな手で触る我が子を見て幸せだと思えるようになった。
#いつまでも捨てられないもの
私は、今荷物の整理をしている。
なぜなら、あともう少しで引っ越すからだ。
荷物は、そこまで多い訳ではないのだが整理をするのが苦手で初めてから結構な時間がたっている。
みんなもそうでしょ?
私は、大きな箱を取りだしその中にある紙を取り出した。
柚葉へ
今日のお弁当の具材はどうですか?
未来の好きなからあげをいれました。
よく噛んで食べてくださいね。
午後の授業頑張れ!
母より
これは、母がいつも学校でお弁当を食べる私にお弁当の中に入れてくれていた手紙だ。
3年間お弁当がある日ずっと、
おかげでこの大きな箱パンパンな入っている
友達に見られるのが恥ずかしかった私は、いつもこっそりスカートのポケットの中に入れていた。
そして箱の1番上の手紙をあける。
柚葉へ
母があなたへお弁当を作れるのが
最後の日になりました。
少し寂しいね。母は、いつも早く
起きて体調が優れなくても作った。
でも、作り続けたかった。
柚葉が、少し照れながら美味しかっ
たと言ってくれるのが私は、とても
嬉しかったからです。
柚葉今までよく頑張ったね。
お母さんは、柚葉のこと愛している
よ。
母より
これが、お弁当が最後の日に送ってくれた手紙。
いや、母が私に書いてくれた最後の手紙。
母は、私が 高2の時に病気にかかってしまったようだ。教えてくれなかった。
そして、母は病気と戦うのが疲れてしまい。
今は、空の上で休憩している。
こうなるなら、素直に言っとくんだった。
私も、なにかお礼をしておくんだった。
だからせめて、次会う時までこの手紙は、捨てないこんなことがあったねって2人で笑えるようにね。
#誇らしさ
私は、「得意なこと何?」という質問が嫌いだ。
なぜそんな事が言えるのだろう。
どうせ、自分の得意なことを言いたいだけだ。
分かってる、嫌な性格をしていること。
それでも考えてしまう。
もし、失敗したら?
笑われたら?
そんなのが得意なのって言われたら?
そう思う。
でも、私にも誇れるものがある。
何かって?
それは、秘密。
誇れるものは自分に誇れるのだったら十分過ぎると思う。
完璧じゃなくてい失敗したっていい相手がどう考えたっていい。
それが、自分はすごいと思えるならそれはいちばんスゴイ誇れることだから。
#夜の海
夜は、君とどこへ行こう。
車に乗ってどこへ。
オシャレなレストラン?
それとも、遊園地?
もしかして、オシャレなバーとか?
君は、顔を横に振りながらいった。
「お金をかけないところがいい。」
ほんとに君は、
じゃあ君と思い出の詰まる夏の永遠が詰まった。
あの場所へ
波の音、君の声、鳥の声
全てが気持ちいい「夜の海へ」