『終点』
僕にはやりたいことがある。
しかし、それの実現は不可能に等しい。
が、僕はそれを叶える直前までは
踏み込めると僕は踏んでいる。
だが、それでも今のままでは直前へ踏み込む前に
ゲームオーバーになる未来しか残されていない。
今から変えれば可能だ。だが、直前までは1人で
行けてもそれを実現させる為には他者が必要だ。
それなのに彼女との縁は今、途切れて閉まっている。
それでも僕は諦める訳には行かない。
直前までだとしても僕は自分の理想の為に動く。
僕の終点は人生の終わりだ。
過去の報いを今受ける時。
全ては過去の自分が招いた結果だ。
不可能な事は存在する。絶対などないからだ。
だが何もせず不可能と決めつけるのは違っていた。
不可能を可能にするのが人間だ。
そうやって人類は歩んでいる。
後悔だけは残したくない。
今まででそれを学んだ。これからも後悔ばかり貯めては
自分を恨み続けることになるだろう。
『誰かのためになるならば』
誰かのためになるならば僕は快く命を捧げよう、
僕は全員が全員に生命を捧げるつもりはない。
君がそれを求めるのなら、僕はこの命を捧げる。
それで、君を、救うことが、出来るというのならば…
『あいまいな空』
とある日空を見上げた。
空は真っ暗だった。
曇りでも夜でも無いような感じだった。
空には何も無かった。
星も月も太陽も何も見つけることは出来なかった。
天体観測の為の望遠鏡で空を見てみた。
そこにはゴミに見えるものが沢山浮いていた。
これは、空?と思ってしまった。
何故こうなったのか分からない。
周りに人影を探してみたが見つからなかった。
何故か、自分だけ地球?に残されている。
周りは更地だった。
砂漠でもアスファルトでもなんでもない。
土の上…だが、地面はボコボコしており
所々何か分からない破片が落ちている。
自分は察してしまった。
ここはブラックホールの中なのだと。
周りの人々は飛んで行った…
空を見た時のゴミに見えたものは人なのでは、、
周りが更地なのは吸い込まれていったからではないか。
では、何故自分だけこの地に残されたのか。
それは自分でも分からない。
『街』
親の転勤によって引越しをすることになった。
そして引越しが終わり新しい街に来た。
その街では年を取った女の人としかすれ違わなかった。
僕は初日に引越し作業が終わった。
夜が遅いからもう寝ることにした。
翌日街を探索してみることにした。
街は何かがおかしかった。
駄菓子屋があったから入ってみることにした。
そして中に入るとカレンダーに目がいった。
そこには13/13/14とだけ書いてあった。
しかもカレンダーの紙はその一枚だけで
めくり式でも何でもなかった。
なのにそれをカレンダーと認識していた自分に驚いた。
急に寒気がしてその日は探索を中断して帰宅した。
次の日、僕は学校へ行く日だった。
新しい高校で彼女が出来たらなと考えてたりした。
そう想いに馳せて登校した。
そこで僕は目を見開いた。
そこには自分と同じ高校生というより
年を取った女の人という言葉が合うほど
年を取った女の人しか居なかった。
自分は混乱したが登校初日な為、
早退するわけにもいかなかった。
その日は転校生ということで色々聞かれた。
一つ一つ返していたが質問の内容がおかしい。
女をどう思うか。女になったら何をしたいか。などと
女のことばかりだった。
自分は何故その様なことを聞くのか分からなかった。
数日後、自分は年を取ったBBAになっていた。
『やりたいこと』
恋は盲目というが無性に彼女のことを考えてしまう。
彼女と恋仲になってデートしたい。(願望)