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9/8/2024, 11:00:05 AM

胸の鼓動
持っていたものを全て落とし、慌てる。
後ろから友達が私を驚かす。
たくさん人がいて緊張する。
この他にも日常には沢山のドキドキがある。
毎日生きているだけで私の胸の鼓動は大忙し。
今日も、私の胸の鼓動は大忙しだった。

9/7/2024, 11:03:55 AM

踊るように
私は周りを見て、思った。
誰も、いない
これなら大丈夫、と。
とても気分が良かった私は踊るように歩いた。
鼻歌交じりで。
途中、くるりとターンしてみたりもした。
とても楽しかった。
……まさか、見られてるなんて知らずに。

次の日。
「そういえば昨日何か嬉しいことでもあった?」
「なんで?」
「だって、ほら
楽しそうに踊ってたからさ〜、珍しく。」
「えっ。」

9/6/2024, 12:24:38 PM

時を告げる
〜♪
夕日を眺めながら歩いていると聞こえてきた。
何度も何度も聞いた、夕方を告げる音。
毎日毎日、
私がどんな気分であろうと、
その日がどんな日であろうと、
毎日同じ時を告げる。
燃えるような空。
巣に帰るのか飛んでゆく烏。
長く伸びる私の影法師。
そして、この音。
夕方の光景だ。

9/5/2024, 10:44:36 AM

貝殻
視界一面の青。
海だ。
休憩のために寄った道の駅。
そこは海の近くで、砂浜に降りることもできた。
靴などの替えはない。
そーっと、そーっと、
寄せては返す波に濡れないように近づく。
「あ。」
私は、貝殻がたくさん落ちていることに気がついた。
これは、二枚貝……多分アサリ。
これは……なんだろう?
あ!これは巻貝だ!
シーグラスも落ちていた。
思う存分に拾い、ビニール袋にいれる。
砂も少し入れておく。
ビニール袋の口を固く結ぶと、
出発する時間になった。

家に帰ってきた。
私はビニール袋から拾ったもの……砂浜の一部を取り出し
外でしばらく乾燥させた。

乾燥しきったのを確認すると、
私は洗って乾かしたジャム瓶を取り出し、
砂浜を詰め込んだ。
底に砂を入れ、
さまざまな貝殻と
ところどころにあるシーグラスを上から詰める。
蓋を閉めると
まるで、そこに砂浜と海があるようだった。

その貝殻の瓶は、
今も部屋の机に飾ってある。

9/4/2024, 12:15:51 PM

きらめき
それは、真冬のことだった。
どこかで
「今日の夜、流星群があるらしい」
と聞いた。
だから私は
流れ星を見たくて外に出た。
ドアを開けて外に出……れなかった。
寒い、寒すぎて出れない。
確かその時は沢山重ね着をして、
カイロ片手に外に出たと思う。
空を見上げると冬で空気が澄んでるからか
星がきらきらと輝いていた。

何分待っただろうか。
寒くて寒くて風邪をひきそうだった。
一時間に四十を超える数が見れると
聞いたはずなんだけどな。
あー、寒い。
もう限界。
風邪をひいたら駄目だ、もう戻ろうかな。
そのときだった。
私は確かに見た。
ほんの一瞬のきらめき。
その光は、少しの時間のはずなのに
他の星に負けじと輝いているように見えた。
あのきらめきは忘れられない。

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