カラフル
色んな人に会って、
色んな事を知って、
色んな物を見る。
良いも悪いも様々で
そうして人生という作品を完成させる。
気付けばカラフルになっている。
今、どんな作品になっているのだろう。
楽園
楽園ってどこにあるのかな。
この世?あの世?それとも別の場所?
どんな場所なのかな。
答えなんてどこにもない。
さて、どんなところを楽園とするのか。
私の楽園を探そう。
風に乗って
五月上旬、公園の芝生。
ちょうど、公園の芝生に野花がたくさん咲いてくる頃。
私はそこで遊ぶのが大好きだった。
シロツメクサの冠を作り、
それを頭に乗せて走り回っていた。
私の目に写ったのは、
白いふわふわとしたタンポポの綿毛。
ふー
と、息を吹きかける。
綿毛が空中を漂う。
風が吹く。
更に空高く飛んでいく。
確か、遠くに飛んでいって
また、タンポポになるんだっけ。
そんなことを考えながら飛んでいく綿毛を
手を振り、見送っていた。
そんな思い出を思い返しながら、
今年も飛んでいく綿毛を眺める。
風に乗って、新たな土地への旅をする。
がんばれ、
心の中で応援した。
刹那
「うわあ!」
階段で足をすべらせた。
周りの景色がゆっくりになった。
現実では刹那なのに。
気付けば私は転がっていた。
全身が痛い。
「大丈夫?!」
「うん、歩けるから大丈夫。
ありがとう。」
私は痛む箇所をさすりつつ、考えた。
案外他の人も今みたいなことはあるらしいけど、
何故だろう。
現実は刹那。
感覚はスローモーション。
ほんの、一瞬の出来事なのに。
生きる意味
「ねえねえ、生きる意味ってなあに?」
何でも気になれば誰かに聞くタイプの子供だった。
今でも聞かなくなっただけで、調べるし、考える。
もちろん、「生きる」についても考えた。
私の今の所の結論。
このお題は考えすぎるとしんどくなる。
何故か生きてて、死んでないから生きている。
今日もいい日だったからよし!