桜散る
今年は咲くのは遅く、散るのは早かった。
満開だ!と思えば
あっという間に桜吹雪。
また来年。
そう思いながら手帳にはさんだ桜の押し花を見た。
夢見る心
だったらいいのに、こうなりたい、
中には無理な夢だってある。
「絶対無理」
そう言われてしまえば終わりの想像の世界。
馬鹿じゃない?そういう人だっているのだろう。
私は夢見る事は大事だと思っている。
いつか本気で夢見たことが、実現できているかもしれない。
そうなるわけがない、けれども夢見る事が日々の希望になっていた。
そんなことだってあると思うからだ。
私だってあった。
小さい頃、
いつか世の中のあらゆる知識を知って、すごい人になるんだ!
という、今では自分には絶対不可能だとすぐにわかるような夢。
でも、その夢のおかげで嫌な事も頑張れた。
夢見る心がある自分と夢見る心がない自分。
絶対に夢見る心がある自分の方が、素敵な自分になっていると思うし、日々を楽しめている。
「あ、四つ葉のクローバーだ!
今日が終わる頃には、いいことあるかな?
空からお金が降って来たりして。
あ、でも硬貨だと怪我どころではないから紙幣で!
……ってそれは流石にないか。
まあ、でも今日一日楽しみだな〜!」
ほら、ここにも一つ。
届かぬ想い
言いたい、伝えたい、でも伝えられない。
どうすればいいのかな。
「えーと……」
形になりそうでならなくて。
「あ、昨日ね〜」
結局何もなかったようにしてしまう。
もう、今すぐじゃなくていい。
だからいつか届いて、
この届かぬ想い。
神様へ
私には大きく分けて二つ願い事があります。
一つ目は、
貴方は本当に存在する者ですか?
この世界は何故あるのですか?
そもそも……。
そんな、生死や神、死後の世界などの誰も知る事のない、
正解のない質問。
それについて答えて欲しいです。
二つ目は、
ただただどこか楽しい日々が続く事。
それを叶えてください。
たまには悲しい事だって、苦しい事だってあっても
ちゃんと我慢します。
沢山出てくる望みも諦めます。
なので、それを叶えてください。
でも、結局今もなんとなく幸せだ。
わからないことはいつかわかるか忘れるし、
楽しみは自分で見つけるものと誰かから教えられたから
この願いは絶対とは言わない。
そもそも普段から神様はただ、何もせず見守る存在だと考えている。
だから、私が神様へ何かを書くなら。
「神様へ
これからもよろしくお願いします。」
そう一言書くのだろう。
そして、別の事書いていたらと考えながら日々を過ごす。
おそらく、そうなのだろう。
快晴
雲一つない空。
手を伸ばせば何処までも届きそう。
なのに、全く届かない。
果てしなく高くて広い、
あのなんとも言えない青の空。
理由を知っている今でも思う。
空は、何故青いの?
空には不思議がたくさんある。
だからこそ、好きなのかもしれない。