神様へ
神社へ参拝する時は、どこそこの何々と申します、どうぞよろしくお願いしますと、
挨拶してからお願いごとをするそうだ。
誰かわからないと神様も困るし、挨拶なしは失礼になるらしい。
なるほど。
それを知ってから参拝時は必ず挨拶をしているけれど、いろいろと欲もあり、お願いごとがいくつかあると、手を合わせている時間がさらに長くなり、一緒に来ている皆を待たせてしまうのがちょっとした悩みだった。
あれから時は過ぎて、
挨拶は続けているけど、願いごとはだいぶシンプルになりました。
神様へ
私の大切な人たちが、いつまでも元気で幸せでありますように。
#200
これからも、ずっと
自分の気持ちのことばかり優先していた。
自分のからだのことなど、気にもしていなかった。
私のからだはとても忠実で、
こころに必ずついてきてくれるものと、
思い込んでいたので。
だけど使い続けていると、
古びないものなどなくて、
いろいろと様子が変わってくる。
小さな頃、むし歯になるのが怖くて、
サメみたいに何回でも歯が生えたらいいなあとよく思った。
今はできれば全パーツを取り替えたくなるけど、
それでも私にはこのからだしかない。
これまでもこれからも、ずっと。
最後に私の手元に残るものは、多分これだけ。
緩やかな下り坂を上手に降りていこう。
(もう少しちゃんとメンテするから笑)
#199
沈む夕日
夕日が西の空を
金色と朱色に染めながら、落ちていく。
晴れた日なら毎日でも見ることができる
平凡で豪華な景色。
どこまでも追いかけてみたくなる。
その空を横切るように、白い飛行機雲が伸びていった。
#198
大切なもの
大切だと思い込んでいたものを、
削ぎ落とそうと思った。
それは、
少し寂しいことかもしれないけれど、
これ以上持っていても、
私には大切にできないと気づいたから。
どんどん身軽になっていきたい。
本当に大切なものだけを、
この手に握って。
#197
幸せに
幸せでいて欲しい。
いつも心の底から思っているよ。
この願いがあなたの未来まで届きますように。
いつかわたしがいなくなっても、
大切なあなたが、
どうかさみしい思いをしませんように。
#196