何気ないふり
明日から私たちにとって、
また新しい時間が始まる。
環境と時間の流れが変わったら、
それなりのチャレンジもきっとあるはず。
トラブルだって、ちょっと愚痴ったら、
何気ないふりで、飛び越えていきたいな。
#195
特別な存在
誰かの特別な存在になることが、
幸せになる道だと思っていた頃もあったけど、
どうも違う気がする。
誰かに特別な存在と言われることは、
確かに強力な魔法で、とても嬉しいけれど、
それは人まかせの幸せだから、
あんまりあてにはならない。
自分だって、その人が嫌になるかもしれないし。
自分が平凡な存在でも、一人になっても、
季節の光や風を感じながら、
機嫌よく生きていけたら、それでいい。
そうなりたいと思う。
#194
二人ぼっち
たくさんは要らないけど、一人きりは嫌だ。
誰か一人でいいから大事にして、大事にしてくれる人が欲しかった。
そしたらあなたがそばに来てくれた。
もう私は寂しくない。
でもあなたは私といると、
結んでいた繋がりをいろいろ失くしていくみたい。
それでもいいと言い切れなくなった。
そんな二人ぼっち。
#193
星が溢れる
ねえ、君は見たことがあるかい。
夜空に星が溢れるほど輝いているとき、
幾千幾万の小さな光が重なって
まるで白い道のように見えるんだ。
白い道?
そうなんだ。白くてまるでミルクが流れているようにね。
あ、それって……!
わかった? そう天の河。milkywayのことだよ。
本当に夜空に白く流れているように見えたんだ。
とても素晴らしかったよ。
あの美しい夜空を君にも見せてあげたい。
いつかきっと。
#192
ずっと隣で
先を歩く背中を、
追いかけるだけだった頃は過ぎて、
今はあなたの隣で、
同じ速度で、同じ方向を見て歩いている。
どちらかが元気を失くしてしゃがみ込む。
そんな時もあるけれど。
できるならずっと隣で。
この道をもっと先まで。
#191