どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空、その下には黄金色に輝く小麦畑が広がっている。
小麦の産地であるウクライナの国旗は、その風景を表すもの。それを知った時、なんて素敵な旗だろうと感動した。
今また世界には悲しいニュースが流れている。
見上げる青い空は果てなく続いて、境などないのに。
日々を過ごすことで手一杯になって、ニュースを聞くことさえ辛くなる私。もどかしい。
#66
衣替え
好きなブラウスは、シワがないかチェックして、
合わないセーターは、今までありがとね、さようなら。
なんて、
なかなか衣替えさえ、思い切りよくできないのだけれど。
でも服だけじゃなくて、
私にとって要るものと要らないものを真剣に選び直したいと思う。
全部は抱えられないから。
大切にしたいから。
#65
声が枯れるまで
囁く声が聞こえるくらい、
きみはぼくのそばにいた。
きみの横顔を、
誰よりも近くで見るのはぼくだと、
決めつけていたんだ。
きみがその笑顔の下に、
どんな気持ちを隠していたかなんて、
想像もしないで。
昨日と同じ明日が来る保証など、
どこにもない。
当たり前だと思っていた日々は、
全部消えてしまった。
ぼくはきみの姿を見失い、
大声を出しても遠くて届かない。
どうかもう一度振り向いて。
声が枯れるまで、きみの名を叫び続けたら、
この声は届くかな。
どれだけ遠くても、きみが聞こえるまで。
#64
始まりはいつも
私の暮らしの中の、
はじまりはいつもとても小さなこと。
下ろしたてのスリッパの履き心地。
新しい香辛料の開けたての香り。
初めてのパン屋さんに行ってみたり、
夜に散歩に出かけてみたり。
もちろん旅行などもっと大きいことも、時々しんどいこともあるけれど。
そういう小さなはじまりは思ったより元気をくれて、くたびれた心に効いている。
#63
すれ違い
すれ違ってもいいと思うんだ。
それをそのままにするのか、わかり合う努力をするのか、そこが大事だよね。
だから努力するよ。
あの時、あなたはそう言って笑ってくれたね。私たちは大丈夫、ずっと続くと信じてた。
だけどあの面影は今はどこかに消えてしまって、私も見つけ出そうとは思わない。
終わりが見えていても、回避する力が私たちにはもう無い。
ただ終点へ流されていく。
多分、冬が来る前には。
#62