きらめき
「感動を与える」とか、時々聞こえてくるけど、そういう言葉は好きじゃない。
でも最後まで走って、打って、守って、勝ちを目の前にしながらシュートが全く入らなくて、もうダメかもというくらいまで追い上げられた第4クォーターを踏ん張って、その手に掴んだ半世紀ぶりの自力での五輪出場権。
ただ勝つために、ひたすら苦しい練習に耐え、
どれほどの重圧の中で彼らは戦ってきたんだろうか。
様々なスポーツ選手たちが見せてくれるひたむきさや懸命さ、勝つために全力で戦い抜く姿を見るたびに、私はいつも心を奮い立たせられます。
昨晩も勝利に笑って涙する選手たちの姿は、きらきらときらめいて見えました。
男子バスケットボール、オリンピック出場おめでとう!
どうか皆がケガなくオリンピックを迎えられますように。
些細なことでも
どんな些細なことでもいい。
あなたについて知りたい。
好きなものも、
嫌いなものも、
どんなふうに笑うのかも。
私はあなたを、まるごと知りたい。
心の灯火
祈りにも似た小さな火。
それを頼りに暗く遠い道を歩く。
誰かの手助けはあっても、代わってもらうことはできない道を。
歩き疲れて動けなくなった時も、その火は消えていなかった。
見えなくても、灰の中の埋み火のように確かにそこにあった。
大丈夫、焦らなくていい。
灰を払う風を静かに待てばいい。
また必ず火は灯るから。
その心の灯火とともに、
きっと最後まで歩き続けることができるから。
開けないLINE
明日の夜、どうかな?
この前言ってた店、予約取れたんだけど。
あの人からだ。LINEの通知に心臓が跳ねる。
落ち着いて。でもどうしよう。
通知で読んだから、既読になってない。
既読になったら、スルーなんてできない。
……迷ってるなんて、嘘。だって気になってる。
ぐらぐらしてるわたし。
甘くて、苦い予感。
不完全な僕
まず最初に言っておきたい。
完全な人間なんかいない。絶対にだ。
当然、僕もそうだ。
何をしようと、どんなに頑張ろうと、不完全な僕のままだろう。
だから努力しない、と言ってるわけじゃないから、そこは安心してね。
だけど、君がそばにいてくれるなら、
いびつで刺々しい僕も、角が取れて丸くなっていける気がする。
完全な球体へ、少しは近づける気がするんだ。
それは希望なんだ。