心の灯火祈りにも似た小さな火。それを頼りに暗く遠い道を歩く。誰かの手助けはあっても、代わってもらうことはできない道を。歩き疲れて動けなくなった時も、その火は消えていなかった。見えなくても、灰の中の埋み火のように確かにそこにあった。大丈夫、焦らなくていい。灰を払う風を静かに待てばいい。また必ず火は灯るから。その心の灯火とともに、きっと最後まで歩き続けることができるから。
9/3/2023, 9:21:51 AM