右手の代わりに痛い左

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11/26/2024, 12:11:51 PM

微熱


通常で考えればかなりだるい
正直、熱が中途半端なら病院にいくのも憚れる
ましてやこのご時世だ。

今は絶対来るな令。
しかし病院も来ないでくれ令
かと言って
昔は良かったとも言えない

学校も会社も
そんな中途半端な熱では休めない
だからといって高熱がいい訳では無いが。
歌詞なんかでは、恋の微熱という単語やタイトルが出ることも
昔はあっただろう
うまくいくものだと思ってる
ただ
今では作詞の言葉は化学方程式か芸術か
どちらにせよ、
もっとありえない言葉がそこでは使われる
瞼や目の奥の痛みは
とか
血管を巡るのが血液ではなく…
書いてて恥ずかしくなったので、やめておこう
ラブソングを書きたいわけではない

ようは
微熱はぼんやりとして定まらない
フラフラする

薬を飲むほどではない
できることがほとんどない
休みが来るのを待つ他ないが
休みが来なかったりするから
参る

さぁこれから手術だ

11/25/2024, 3:30:21 PM

太陽の下で

人に、よると思うが
その言葉を聞くと、ようやく日の下にでてきた、そんな情景を
思い浮かべる
それは、植物の根だったり
蝉の幼虫だったり
要するに、達成へ経過地点であり、それは未だ通過でしかないが
強い希望なのだ。
険しい山の登山で手に届きそうな頂きが見えた時だとか
フルマラソンでゴールが見えた瞬間だとか
どんなに計算式や化学方程式を組み重ねても
見つからない結論のピースが見つかった時だとか

あと一歩じゃないか、という驚きと呆気なさと
枯渇していた力が、どこから沸き起こる。

すべて使い切ったうえで最後に燃えるのは、太陽に感化された魂だ。

焼けただれそうな強い光であってのも
激しく打ちのめされて、自分の欠片や自分の螺旋を
諦めそうになる刹那
世界の魂が耳に木霊し、自分の振動に共鳴し
奮い立たせる

それが太陽の下だ

11/25/2024, 9:27:04 AM

セーター


ちくちくする
小さい頃からそうだ
ちくちくする
困ったもんだ
特に首元
ちくちくちくちくちくちくちくちく

首周りをまるで小さな虫が刺しながら
首を一周するように
ちくちくちくちく
最近なんかは

思わず
虫除けスプレーと殺虫剤を首に顔に吹きかける

明日、私はバッタになっているかもしれない

11/23/2024, 2:29:14 PM

落ちていく


現在進行系。
落ちた。という過去形ではなく
あえて進行形。

物理的。
比喩的。

大体使われるケースは、
夢。
恋。
穴。
眠り。

途中経過に迷子。
流れに身を任せるという抗い放棄真っ只中。
あるいは、望みを受け入れた瞬間。

運命だ、自然だという言葉の責任転嫁。
夢を持つ。
恋をする。
穴に降りる。
眠る。
ソレでいいじゃないか。

11/22/2024, 2:45:35 PM

夫婦

赤の他人が契約を組んで
一つの家に住み、家庭を持ち未来へと繋ぐ。
それは同じ国籍にあらずとも成立する
年齢が同一でなくても成立する
性別すら、関係ないときもある
さらにいえば、人間じゃなくても番という言葉を使うなら
動物だってある。

さて夫婦とはどんなものだ。
独り身にとって縁遠い話だが
身近な夫婦なら知っている
言わずとしれた両親だ。

年の差夫婦で流行りも考え方もてんで違う2人である。
だがありがたい事に仲が良い

意味も分からないことで怒鳴りあってみたり
子供みたいなことでキャッキャとはしゃいでたり
同じ趣味を持つことが仲良しの秘訣なのか
大概のことはいっしょに楽しんでいる
テニスをしたり釣りに行ったり旅行に出かけたり
晩酌をしながら相撲や野球、オリンピックを見たり
はたまた職種まで同じだ。
だが買い物だけは決して一緒にしない。
金額もサイズもいつ着ていくのか考えなしに買う父と
値段、サイズ、フィット感、組み合わせ、色、
TPOを完璧に考慮する母
ケンカになるのは目に見えてるが、
必要なものはで他人任せにする姿勢には、問題がある。
時々お互いの考え方や言葉の汲み取り方で
不平や不満を唱えても
案外危機が訪れると一致団結する
もちろん、決裂することもある

だが、私の知る夫婦は 結束が硬い
明らかに違いのある二人なのに目的が同じでブレがないゆえ
まるで
漫画に出てくるライバルの二人が一時休戦し
共闘するような向き合い方をする
見てくれは老夫婦だが
いつまでも
共闘するライバルであってほしい

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