今朝、ぼくは住処から離れて　遠く
遠くまで来た　
君から遠く離れた
なのに、この懐かしい感情はなんだ？
ここにはいないはずの君
このあたたかい寂しさは、束の間の時間

もしも君が
ぼくのことを思い出すなら
こんな風がいい
大したこと無い、それは束の間の時間

うつくしい

このところ火曜日は雨になる。紫陽花が色づく。
どうしてこの世界を、
こんなにも儚く脆く、哀しいと感じるのだろう

わたしが存在しなくなっても

何も揺るがす
この世界は続く
なんという永遠！

どうしてこの世界は、
わたしに執着させるのだろう。
いつでも未知のものには終わりがなくて
気が遠くなり、やがて哀しみが訪れる

いま感じている世界は
ある？
窓の外の雨や、雨を止ませろとせがむ子猫。

月夜だね。
今日ももうすぐ終わるよ。　

きみと歩いた道
いままでも楽なことなど一度もなくて
長かったけれど。

今日もなかなかしんどかったね。

それでも朝になれば、
きみはまた前に向かって歩くのだろう？
誰と？
僕なのかな？
僕であることを祈る。
きみが歩く道が、
君の願うどこかへ続くことを僕は心から祈る。
おやすみ。つかの間の休息だ。

暑いのに。寒い
情熱の今日
どこか冷めている
さあ行こう。
ここじゃない何処かへ。
ここよりはマシだろう。