「誰よりもずっと」
私は貴女の事を誰よりもずっと愛していました。
この私の愛の行場はなくなってしまいましたが、
それでも私は貴女を愛する事をやめられないのでしょうね。
この命尽きるときまで
誰よりも愛しているのでしょう。
それよりも確信しているのは
私が貴女のことを誰よりも尊敬しているということ。
貴女の事を人として尊敬しています。
これは絶対変わることはありません。
私は貴女にとっては何者でもないのでしょうが、
私にとって貴女は
いつまでも先をゆく目標です。
「そのままでいい」
そのままでいい。
貴女はそのままでいいのです。
どうか、貴女の信じた道を突き進んでほしい。
言うまでもないでしょうが、
私のことなど忘れてそのままおゆきなさい。
私はそのままでは良くないのです。
とても。
だが、私はそれを望むのです。
許されない貴女への愛を抱きながら。
痛み苦しむ日々。
そのままでいいのです。
私は一人でこの人生を生き抜きます。
「幸せに」
あれから色々と心の内を綴っておりますが、
私が望むのは貴女の健康と幸せだけです。
私はどうなろうともよいのです。
貴女に会う事も、
貴女の記憶に残ることも叶いませんが、
それでもよいのです。
もし、貴女の幸せのために死ねと言われたのなら
私は喜んでこの命を差し出しましょう。
この命の権限は私にはありません。
生かすも殺すも貴女しだい。
貴女に捧げたこの命。
貴女がずっと幸せでありますように。
from.未だに燻っている灰
〜燃え尽きた木を添えて〜
「何気ないふり」
私は何気ないふりをして生きている。
どれだけ痛く、苦しみに満ちていようと。
この痛みは私が一人で受け止める。
誰にも救いは求めない。
私は誰にも愛されない。
もう、誰も愛する事はできないのだから。
許されることの無い愛。
痛みなくしてどうして許されようか、
いや、許されない。
こうして、最期の命尽きる瞬間まで命を燃やそう。
愛によって紅く燃える炎ではなく、
痛み、苦しみによって燃える黒炎を。
そうして滲み出すのは、
混濁の紋章
不遜なる狂気の器
湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる
爬行する鉄の王女
絶えず自壊する泥の人形
結合せよ
反発せよ
地に満ち己の無力を知れ
破道の九十・黒棺
to.私に愛という名の鏡花水月をかけた貴女へ
from.死神の迎えを待つ私
〜こぼしたコーヒーを添えて〜
私にとって愛する事は、私の人生全てを捧げるということだ。
つまり、私の人生において愛せる人は
たった一人だけだ。
そう、一人だけ。
私の人生全てを捧げるということは、
相手を生の中心にするということ。
相手の好きなことは好きだし、
嫌いなことは嫌い。
相手が嬉しければ嬉しいし、
悲しければ悲しい。
そう、私のすべては貴女でした。
貴女がいなくなってしまった私。
そんな私は生きる軸を失った。
何も感じない私。
生きている意味を失った私。
そんな私は、貴女のことを忘れる事ができない。
まだ、愛しているのやもしれない。
たとえそれが許されるものではなく、
誰にも届かず、
己を縛り続ける鎖のようになったとしても、
私を苦しめ続けるものだとしても。
それでも、私はやめない。
これが、私の愛に対する誠実さだ。
一生を捧げると誓ったのだから、
その誓いを破ることはできない。
この鎖が私の血肉を裂き、
私をここに留まらせる。
そして私を閉じ込めるのは絶対的な無。
それでもよい。
それでよいのです。
貴女を愛することでしか私は生きてゆけないのだから。
これは私にとって儀式のようなもの。
これは私の人生の終わる時をもって完成する。
その時まで苦しみ続けよう。
もし心をかえしたいと願われても
返さないでください。
私は捧げたのですから。