7/31/2024, 7:31:41 AM
君の澄んだ瞳に映るのはいつも僕じゃない。でも、僕を見る君の瞳はきっと濁っているだろうから一生僕を見ないでいて欲しい。
7/18/2024, 10:45:23 AM
私だけの空を羨んで、あの魚は酸素で死んだ。
7/17/2024, 1:14:31 PM
口に含むと、初恋のくどい甘さを否定するように身勝手な欲と色恋が私を蝕む、大人の初恋。貴方が残した煙と裸の記憶は、私の夜の輪郭を緩ませた。忘れてしまった貴方を想い出したくて、私は今夜も誰かの輪郭を緩ませる。苦くて甘い、貴方の煙をのんでから。
7/16/2024, 10:26:19 AM
まだ生きたいと足掻く太陽は、爪痕のように赤を空いっぱいに溶かす。月は誰にも悟られぬよう訪れて、いつの間にか空を深い闇で包み込む。光は砕かれ星となり、闇は時に人をも殺してしまう。闇を、月を殺してしまおうと、太陽は再び這い上がり空を支配する。
7/15/2024, 12:49:17 PM
例年より遅れて訪れた梅雨を、もう終わりにしようと言わんばかりに火の花が夜空に咲き乱れている。それを1人窓辺からぼーっと見つめていると、なんだか人肌恋しくなって、死にたくなる。
初夏とは思えぬほど蒸し暑い、苦しい夜だった。