【別れ際に】
久しぶりに君に逢えて嬉しかった
相変わらず君はお喋りが大好きでずっと話していたね
僕は嬉しさのあまり泣いてしまったよ
それぐらい嬉しかったんだ
そんな君は別れ際に"愛してる"とキスをした
口にはしてくれないんだね(笑)
でも嬉しかったよありがとう
(もう会えない君へ)
「通り雨」
私は、体育が嫌いだった
体育なんてなかったらいいのにとさえ思えた
雨が降った
放送で、体育が中止になることを告げる
私は一人でガッツポーズをして喜んでいた
青春の一ページ
【窓から見える景色】
窓側の席はそとが見えていい
最高の暇つぶしになる
(あっ体育やってる...何組かな)
この暑い中で体育なんてご苦労だこった
私なら理由をつけてサボりたいと思うだろうに
皆、楽しそうにやってるのを見て馬鹿らしいと思った
(ん?誰か手を振って...見えねぇ)
私は目が悪い、勉強している時以外は眼鏡を
しないことにしている。頭が痛くなるから...
(まじで誰だあれ...ダメだこりゃ見えねぇわ)
眼鏡をしても見えないとなるとお手上げだ
窓を先生にバレないように少し開けてみた
「おーい〇〇!」(は?可愛いかよ...)彼氏だった
クソ少しでも可愛いと思った私が悪い
180cm越えの男を可愛いだぁ?暑さにやられたか
控えめに手を振ると嬉しそうにする
彼氏に尻尾が見える
(分かりやす....あぁクソ!)
嫌でもあいつが好きだと自覚する自分が鬱陶しい
「形に無いもの」
形に無いものと聞いて何を思い浮かべるだろう
時間、思い出、友情探してみれば結構有るね
その中 "愛" って複雑だと思わない?
相手のことを考えるあまり"重い"だの"束縛"だの
そんな世の中でどうやって人を愛せというのか
私には分からないね
(私はただ愛しているだけなのにさ)
形無いものほど歪なものは無い
「ジャングルジム」
幼き頃、ジャングルジムから見た景色は
今でも忘れない
小さな時にしか味わえないあの気持ちを
大人になった今でも鮮明に覚えている