とあるほんまる

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8/15/2024, 3:01:53 PM

真昼とは違って少しだけ涼しくなった風に頬を撫でられる。この風が、僕の掌に変わってくれれば君の頬を簡単に撫でられたのに

8/14/2024, 5:22:24 AM

朝日を浴びる、風を飲み込む、空気をたくさん吸う。
たべたい、あそびたい、走って膝を擦りむく

どれも忘れてしまう、忘れて、痛みをどこかに置いてきてしまう。

置いてきてしまった分、痛みを思い出した頃、こんなに痛かったんだと気がついて泣きたくなる

その痛みを受け入れて、大丈夫。

その忘れていた痛みはいずれ心を満たす。

他人からの悪意は、ひたすらに排除しなさい。

8/13/2024, 7:17:40 AM

誰も居ないと勘違いした君の鼻歌。
足りない背丈にぐっとつま先を伸ばして今日は珍しく僕の代わりに物干し竿に手を伸ばし、布を掛けていく。
白く爽やかな風に靡かれた布団のしーつは暑くて蕩けてしまう夏を攫って、そして君が額にかいた汗を着物の裾で拭った。
ふんふんとトーンが高くなりつつ小さく響く鼻歌と、君の背丈と君の命、愛おしくて、後ろから抱きしめた。